つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

活動報告・国会質問・質問主意書

【拡散希望】NPOからの現地報告

2016.4.20

国会ブログ

現地入りしているNPOから、震災報告が届いています。
大阪の認定NPO法人「ゆめ風基金」さんから、被災地の状況を詳しく伝える報告が届いていますので、転載させていただきます。
(下記のブログで今後の報告は更新されるとのこと)
http://yumekaze21.blog39.fc2.com/

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2016.04.20 Wed 【熊本地震】現地情報 八幡理事より(№1)

八幡です。
結局、熊本までは、JRが通っていないということで、博多からレンタカーを借りて、福田くんの運転で熊本入りしました。
16時頃博多を出て、残り20キロというところまでは高速が使えて、時刻も18時前だったのですが、そこからが渋滞の嵐。
結局、花田さん(ヒューマンネットワーク)の指定した熊本障害者労働センターに着いたのは21時を回っていました。

色んな方が待っていてくれたようで、部屋に入ると23人くらいいたと思います。
ヒューマンネットワーク熊本の人が8人くらい、熊本労働センターの人が8人くらい。
あとは発達障害の人の作業所などを運営するNPO法人の女性の方、NPOライフデザインの男性の方、熊本日日新聞の方、移送サービスをしている方、平野みどりさん(DPI日本会議議長)、東弁護士(車いすユーザー)など、豊富な顔ぶれでした。

各団体同士の意見交換はすでに終わっていて、現状を聞くのは後日となりましたが、「被災地障害者センター」をつくろうという動きになってました。
詳しくはあさってにもう一度集まりを持とうということでしたが、方向的にはそうなりそうです。
明日は労働センターの倉田さんに案内してもらい、益城町に行きます。

熊本市内は水道は断水のままですが、電気は通っていて、コンビニも開いてました。
ただ水は売り切れ状態。
おでんなど水が必要なものも売っていません。
ファミリーレストランはまだ閉まっているようです。
ガソリンスタンドは普通に開いてるのでガソリン不足もなさそうです。
(ただ1台20リッターなどの制限があるスタンドも)

熊本学園大は一般の人の避難場所として開設し、主にヒューマンネットワーク熊本の障害者も受け入れているので、16人いますが、福祉避難所しての物資ではなくて、一般の人も含めた物資支援がほしいとのことでした。
佐野さん(滋賀ポテトファーム:19日に出発)にお願いしたのもそういう物資ということでした。
今夜はすでに1時近くになっているので、明日また報告します。

2016.04.20 Wed 【熊本地震】現地リポート 八幡理事№2

今日は熊本障害者労働センター代表の倉田さんが自らの運転で益城町を案内して下さいました。
倉田さんとは、ゆめ風基金ができる以前からの知り合いで「もっこす元気な愛」というドキュメンタリー映画に主演で出られた人です。といっても映画はもう10年以上前の話ですが。
ただその時に、車の免許を取ると言っておられたのは覚えてましたが、足だけで運転するのを見るのは初めて。めちゃめちゃ起用に上手な運転をされます。

益城町の被害のひどいところは、ことごとく通行止めになっていて、あまりよくは見られませんでしたが、古い家屋が多く、至る所で全壊の家が見られ ました。
ただ築年数の新しい家は、外見で見るだけではそんなに大きな被害はありませんでしたが、食器棚などがかなり大型ごみで廃棄されているところをみる と、屋内の被害はかなりありそうだと想像できます。

総合体育館の中も見てきました。
受付と中におられた日本赤十字の方にゆめ風基金の趣旨を説明し、障害者の情報が連絡をお願いしますといいましたが、受付では名前と住所ぐらいしか 把握していないので、障害を持つ人がいるかどうかはわからないとのことでした。

見渡した限りでは高齢者で車いすを使用している人はいるものの、障害者はいない感じがしました。(というか、遅れて障害者がやってきた場合、居る スペースがない感じでした)

ただ避難所運営はスムーズにできている感じで、地元ボランティアも多数いて、物資も好きなだけもらえる感じでした。

その後熊本障害者労働センターに戻りおにぎりをいただいて、倉田さんとはお別れ。

その後、福田君と二人で熊本学園大へ行ってきました。
熊本学園大には村上市会議員(当事者)も避難していて、久しぶりの再会。
東弁護士(車いすユーザー)は物資担当、毎日ここへ駆けつけ支援をしている様子でした。

昼間だったので熊本学園大の学生さんも多数いました。
東さんに案内してもらいましたが、東さんは一人一人の障害者に丁寧に声掛けしておられました。
東さんと同僚の女性弁護士も東さんをしっかりサポートしている感じでした。ここの障害者は主には「ヒューマンネットワーク熊本」の障害者ですが、そこに属していない障害者も避難してきているという感じでした。

一時期は一般の人も含めて800人ほどの避難者がいたということですが、今は少し減っている感じです。
それでも600人以上の人が避難をしていて、高齢者もたくさんいました。熊本学園大は断水しておらず、トイレも普通に使える状態でした。

そのあと熊本駅前の様子を見て八代町へ。東さんから山下さんという、「NPO法人とら太の会」の理事長を紹介してもらい、尋ねることにしました。

まず熊本駅前の様子。
飲食店はやっていない。
路面電車が一部区間を除き動き出している。
コンビニや土産物屋は、やはり水や食料がほとんどない(缶コーヒーなどはある)。
断水の影響がまだ大きいのかなと思いました。

八代町まではここから40キロほど。
しかし、ところどころ渋滞していて、移動に2時間もかかりました。
「とら太の会」の山下順子さんはこの圏域の「きょうされん」(全国の障害者作業所などが集まった団体)の役員もされている方で、加盟団体の様子な ども聞くことができました。八代市内の事業所はほとんど被害がなかったとのこと。
ここは断水もしていないので、水をあちこちにもっていっているとのことでした。「きょうされん」としては今日と明日で被害をまとめる方針。かなり被害のあった事業所もあるという。
そういうところは利用者さんも被災をしている方が多いということでした。西原村ともう1か所別なところの被害が大きいとおっしゃっておられました。
そこら辺のところは熊本市内の「NPO法人やまびこ」の篠原さんに聞けばよいとのことで、明日に訪問してみようと思っています。

帰りはファミリーレストランが開いているところがあり、ジョイフルというファミレスで食事をして帰りました。
しかし帰りも相変わらずの渋滞。
少し抜け道を使っても宿舎にたどり着いたのは夜の9時でした。

また情報が入り次第、お伝えします。