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2013年11月19日 国家安全保障に関する特別委員会

2013.11.19

議事録

辻元委員

先日の答弁では、原発の警備については特定秘密に当たる可能性が高いという答弁がありましたが、どっちが正しいんですか。

森国務大臣

辻元委員、議事録を正確にお読みになっていただきたいと思いますけれども、テロ等の警備に当たる場合ということで、別表にテロというふうに書いてあるところの、別表に該当する場合にはなりますというふうにお答えしたんです。

辻元委員

それでは、ジャーナリストが、原発の警備がちゃんとなされているのか、作業員で中に入って見聞きしたことを、こんな警備じゃ甘いじゃないかというように警備の実態を報道した場合、これは当たらないと考えていいんですね。

森国務大臣

まず、特定秘密に当たるかどうかでございますけれども、テロ等に対する警備の状態については、特定秘密に当たります。通常の警備について例えばスクープしたりしたことは、特定秘密にそもそも当たりません。

テロ等に対する警備の状況についてということでありましたら、次の行為態様の方の該当性に論点が移ると思いますけれども、その場合も、潜入取材等は管理を侵害する行為に当たりません。

辻元委員

それでは、もう一つお聞きしたいと思います。

この特定秘密の指定に当たっては、違法なことを隠すために特定秘密に指定するということは決してあってはならないと思いますが、森大臣も同じ認識ですか。

森国務大臣

はい。違法な行為を隠すために特定秘密にすることはあってはならないことと考えております。

辻元委員

ちょっと具体的な事例で質問をいたします。

防衛大臣にお聞きします。

十一月八日のこの委員会で、イラクでの自衛隊の活動の具体的内容などが特定秘密に当たるかどうかという質問がありました。そこで御答弁は、法案別表の第一号のイ、「自衛隊の運用又はこれに関する見積り若しくは計画若しくは研究」に該当する可能性はあると。自衛隊の運用、イラクでどんな活動をしてきたかという例を挙げて質問されたわけです、それに当たる可能性があるという御答弁でした。

そこでお聞きしたいんですが、実は皆さん、資料をきょうお配りしております、これを見ていただきたいと思います。この資料です。

これは、二〇〇四年から二〇〇八年まで続けられた航空自衛隊によるイラク空輸活動の週間空輸実績、どこからどこへ何を運んだのか。この資料は、真っ黒の墨塗りになっております。政府は当時、イラクでの航空自衛隊の活動内容を明らかにしていませんでした。

大臣、当時、特定秘密保護法案のようなものがあれば、これはかなり具体的な自衛隊の部隊の運用ということになりますが、特定秘密に当たる可能性はありますか。

小野寺国務大臣

御指摘の文書は、委員の求めに応じて、情報公開法に従って出した内容であります。

この文書を見る限り、これは特定秘密には当たりません。

辻元委員

そうすると、どのレベルの秘密でしょうか。

小野寺国務大臣

ここにありますのは、注意レベルの文書ということに判断できると思います。

辻元委員

実は、これについて私は国会で質問をしてきました。この資料の上を見ていただきますと、二〇〇七年五月十四日、辻元清美提出資料というのが出ておりますが、質問したときなんですね。

これに対して、さまざまな市民団体やジャーナリストなどが調べたところ、二〇〇六年からほとんど米軍の輸送を担っているという可能性があるということがわかってきたんです。

そこで、私が、武装した米軍の兵士を運んでいるのではないか、復興支援でイラクに行っているということだが、何をやっているか情報開示がほとんどなされていない、私は、アメリカの後方支援をやっているように思うと、当時、安倍政権でした、大臣に質問しました。

その答弁は、国連の職員や多国籍軍の職員あるいはそれに必要な物資を運んでいると。私が何回、武装した米軍の兵士を運んでいるということをあなたは自覚しているんですか、していないんですかと聞いても、一切お答えにならなかったんですね。

この件で市民団体が裁判を起こしました。その結果、二〇〇八年、名古屋高裁で判決が出ました。その判決は、定期的にクウェートからバグダッド空港へ武装した多国籍軍の兵士を輸送していることが見受けられる、米軍などの武力行使と一体化し、憲法違反という判断が出たんです。

小野寺大臣にお聞きしたいんですが、今までも、これは特定秘密ではない、注意レベルの秘密でもこういうように隠してきたわけです。そしてさらに、イラクの自衛隊が現場でどういう活動をしているか。裁判所の判断で、これは確定しているんですが、憲法違反に当たるとまで言われているわけですよ、武装した米軍の兵士を運んでいると。

これは、何回大臣に聞いても、武装した米軍の兵士を運んでいるのかと聞いても、違う答弁だったわけです。国連の職員を強調されていました。もしも大臣が本当に、武装した米軍の兵士をイラクで自衛隊が、国連の職員は一割しかいなかったわけですよ、運んでいると知らなかったとしたら、全くシビリアンコントロールがきいていないということになるんじゃないですか。

小野寺大臣、いかがですか。なぜ、今までこういうことまでも国民に知らせてこなかったんですか。いかがですか。

小野寺国務大臣

まず、辻元委員のおっしゃった今の裁判、高裁の傍論ということで、控訴自体は棄却をされておりますので、そこは認識をしていただければと思っております。

また、この文書については、注意レベルの文書ということであります。

そして、ここで今、不開示になっている部分、黒くなっている部分でありますが、これは、相手国の人員等の情報がここに含まれております。当然、これを開示した場合、その安全等に影響が出ると判断をした中で、このような開示の状況になったと理解をしております。