つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

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2014年2月26日 予算委員会第一分科会

2014.2.26

議事録

小松政府特別補佐人

御案内かとも思いますけれども、法制局長官は特別職の公務員でございますので、全く反対のお考えの総理大臣ができたときに、成立したときに、私がそのままこの職にとどまっておられるかどうかということは極めて悲観的に考えざるを得ないわけでございます。

内閣がかわれば解釈を変更できるのかということでございますけれども、それ自体は、厳しい制約の中でそれはあり得るわけでございますけれども、総理も御答弁になってございますように、例えば自衛隊の行動を伴うような憲法解釈の変更ということになりますと、これは単に解釈を変更しただけでそれが行政に反映できるということではないわけでございまして、当然に立法措置を必要とするわけでございます。

それについては、総理は、まず閣議決定を行って、その内容について国会で御批判をいただいた上で、法律を、立法措置を国会にお願いすると言っているわけでございまして、そこで法律ができれば、もちろん、そのもとになっている憲法解釈というものを変えるためには、その一旦成立した法律を変えなければならないわけでございます。これはもちろん国会がお決めになることでございます。

そういう法律ができていないときに政権交代があったらどうかという御質問でございますれば、それは不可能であるということはないというふうに考えております。

辻元分科員

非常に心もとないです、官房長官。集団的自衛権の行使の憲法解釈変更専用の内閣法制局長官を据えている。私は、日本は立憲主義の国で、法治国家であると思います。私は、これを崩すということは、きょうは二・二六の日ですけれども、武力を使わないクーデターに等しいと思いますよ。

官房長官は、本当にそれ専用の長官を据えられて、基本的な実務も非常に心もとないです。何でも、内閣、法制懇に従ってと。操り人形じゃないですか。

官房長官、今まで官房長官の先輩方も、ガラス細工のように、憲法九条のもとでさまざまな積み重ねをやってきたことを御存じだと思いますよ。今のような長官で非常に私心もとないと思いますよ。法令数、法律や政令の数も知らない長官で、法制局長官がこの日本国で成り立つと思いますか。

最後にそれだけ答弁してください。適任ですか。

菅国務大臣

私は、自信を持って、法制局長官を、役割を果たすことができると思います。

辻元分科員

終わります。