つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

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2006年4月27日 日本国憲法調査特別委員会

2006.4.27

議事録

藤原参考人

重複を避けます。これは同じです。

辻元委員

あともう一点、一番最初の御意見の中に、幅広い国民的議論を保障するという御意見がありまして、これは本当に反対する人はだれもいないと思うんですが、今まで憲法にかかわることを紙面で報道されていく上に当たって、活発な議論をどういうふうに、誘発と言うとちょっと言葉が悪いんですけれども、されるべきであるのかとか、どのような多種多様な意見を紹介していけばいいのかというような点で何か社内で議論されていることがあれば参考のために教えていただきたいんです。

これは、私たち社民党は今の憲法を大切にして生かしていこうという立場なんですけれども、憲法について議論するということは活発に行われてしかるべきだと思っております。その中で、大切であると言うのであれば、その意見をしっかり闘わせていくということが大事だと思っているわけです。ですから、今まで報道されてきたりする中で、社内で憲法の取り扱いについてこういうようにやっていこうとか、賛否があるのでこういうふうにした方がいいんじゃないかとか、何かそういう今までの報道の過程での御議論などがありましたら紹介いただきたいと思うんです。三人の方にお願いします。

楢崎参考人

先ほども御紹介しましたけれども、読売の場合は、おっしゃった意味でいえば憲法論議を誘発するといいますか、改正案、読売案というものを示して、これについてさまざまな議論を喚起したということがあります。その際、読売の案が絶対というふうなことで読者に押しつけたわけではもちろんなくて、一つの考え方としてこういうものがありますよ、これで皆さん活発に議論してみたらいかがでしょうかという形で提示をしました。その後も、比較的業界では他社に先んじて憲法問題には取り組んできたのではないかというふうに考えています。

以上です。

石井参考人

二つの柱があると思います。

朝日新聞の場合には、定期的に特設面をつくって紹介していますが、国会での論議がどういうふうに進んでいるかということを国民に伝える、これをできるだけきちんと、その場で出た意見をできるだけ幅広く伝えたいということを意識してやります。それから、そういう議論が出てくる社会状況、前提となっている憲法をめぐる社会状況がどうなのか、それをもう一回見直そうという意思があります。

ですから、今どういう議論がどこでなされているのか、それから今の社会がどうであるのかということをきちんと伝える、そのことで最終的に国民一人一人がどういう社会がいいかということを考えてもらうというふうになればいいなと考えています。

以上です。

藤原参考人

私たちの場合は、かなり長い期間、五月三日の憲法記念日には大きな特集を組むということを何年もやってきています。憲法の現場が今どうなっているのかという、その時々の切り口で憲法を考える、これを年に一回必ず大きな特集を組んでやっています。

それと、今の動きについてですけれども、これはまさに立法府の動きがどうであるのかということをカバーしながら、社内的な論議もより一層深めていかなければならないのではないかというふうな雰囲気になっています。ただ、積極的に立法府を先取りする形でという形のものにはなっていません。これが私たちの現状です。

辻元委員

最後に、最初の規制の話にもう一度戻りたいんですけれども、訓示規定でも反対である、これは新聞協会の主たる意見であるというふうに受けとめてよろしいでしょうか。