つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

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2008年2月29日 予算委員会

2008.2.29

議事録

辻元委員

それは、私がきのう社民党の正式なヒアリングでそういう情報に接しておりましたので、担当者にお聞きをいたしました、きのう説明に来られた方に。その中で知ったというように、はっきり、テープもありますので後でお示ししても結構です。きのうの正式なヒアリング、それは報道もされておりますので、大臣、報道もされていますよ、おとといぐらいから。

総理、実際に勝浦の市長さんがこういうことをおっしゃっていました。今回は漁業を預かる若い芽を摘んでしまったような気がする、そして、これほどせつないことはないとおっしゃったんです。私は、これも胸に突き刺さったんですよね。やはり今回の事故の側面というのは、今調べてみますと、総理は、日本を海洋立国にするとか農山漁村に明るさを取り戻すとおっしゃっていますよ。でも、全国で五千人ぐらいなんですよ、二十代前半の漁業をやられる方々。物すごい打撃を受けたと思います。

私は、今回、予算委員会をされていますけれども、調べてみましたよ。イージス艦も、最新鋭のハイテクの艦船だと何回も石破大臣は答弁されていますけれども、最新鋭のハイテクの艦船であろうが、ミサイルを撃ち落とすと鳴り物入りであろうが、船は船なんですよ。見張りがなっていない。そして、艦長は、あの海域は漁船が多い海域だとは思わなかったという発言をされた。愕然とするじゃないですか。

私、何かこの間、この予算審議もそうですけれども、今回の事案で、安全保障政策そのもの全体を見直すべきだと思います。そして、例えばさっきの漁村の話ですけれども、漁業、水産業にかける予算は今回全部で二千四百億ですよ。イージス艦一隻は一千四百億円するわけです。役立たずになっているんじゃないかという声があるんですよ。

私は、総理、最後にお聞きしたい。きょう、この後、総括質疑をして予算委員会を打ち切るとおっしゃっている。総理、ぬくもりのある政治をしたいとかおっしゃっています。今、五時でこの委員会が終わったら、予算委員会を打ち切るのではなくて、勝浦に行ってみてください、現場に。本当に漁師の皆さんや漁業の現状、今回の事件の概要がよくわかりますよ。

私は、まだまだ福田政権の予算、それから政策そのものの議論は足りないと思っています。それで、何か総括審議で、きょう採決したいから、その前に集中審議、そしてすぐ採決。イージスの話も、総理と議論するのはきょうが初めてですよ。予算の質疑を打ち切る、これでやめるということは、私は危機感の欠如の一つだと思います。皆さん、そう思いませんか。まだまだやるべきですよ。議論しましょうよ、政策そのもの。二千四百億とイージス一千四百、おかしいじゃないですか。

総理、いかがですか。予算の審議は十分だと思いますか、イージスの審議は十分だと。総理、最後にお答えいただきたいと思います。

福田内閣総理大臣

私の立場で申し上げられることは、国会運営のことでございますから、どうか国会でお決めいただきたいと思っております。

辻元委員

総理、ぬくもりを取り戻してください。

終わります。