つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

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2008年2月26日 安全保障委員会

2008.2.26

議事録

石破国務大臣

危機感の欠如と表現するかどうかは別にして、五時の時点で二分前ということを申し上げる、その時点で、いや、実は十二分前ということが入っていたとするならば、それはやはり認識をシェア、共有すべきものであったと思います、それは。だから、それが確認できるかどうか、つまり、十二分前というのを確認したのは、夜の、つまり十九日の午後十一時から二十日の午前二時四十七分までかかったというふうに聞いておりまして、これは未確認だから大臣に上げるのをやめておこうという判断が、つまり、またいいかげんなことを言ってはいかぬという判断があったのではないか。三時五十五分というのと、それから四時五分ですか、十二分前と二分前、それは、その二つは矛盾するものでもないわけです。何にも矛盾するものでもない。

私は、これが起こったときに、これを答弁するのはもう四回目ぐらいになりますが、緑色の灯火を二分前に見たということを言ったときに、右舷灯か左舷灯かは別にして、舷灯は見えませんでしたか、そしてマスト灯は見えませんでしたか、普通見えるはずでしょうということを言っておりました。それはもう私どもの常識です。

だから、それについての情報が入ってきた。ただ、そのことについて時間が正確かどうかを確認しなきゃいけなかったので、別の情報も入っておりますがという連絡は、それは来てもよかったと思います。

辻元委員

最初に発見したのはいつかという情報というのは、とても大事なんですよ、大臣。私は、今の大臣の認識はちょっと認識違いだと思いますよ。いろいろな情報がありますけれども、最初に発見してから事故が起こるまでに何が起こったかというのが今後の捜査の焦点にもなるわけです。そしてちょうどこれは、三時五十五分かそれとも四時五分かというのは、交代が通常は四時に行われると言っています。そうすると、二分前か十二分前では、だれが関与していたのかということも大きく違ってくる時間帯なわけです。

ですから、今大臣の御答弁は、私は残念ですね。防衛大臣がそんな、矛盾はしないとか、最初にいつ発見したのかというのは、この本件の事件では非常に大事であるという認識が、ちょっと甘過ぎると思いますよ、ちょっと待ってください。

それで、次に伺います。

五時に発表しちゃったと、二分前で。その後、八時ごろに、いや、実は最初は十二分前だったんだという説明を受けたわけですね。その夜に説明を受けたわけですね。そのときに受けた説明が、さっきの説明だったと思うんですね、今さっき答弁された。

大臣は、そのときに、普通であるならば、そんな、二分前と言っておいて十二分前というのは、これは非常に大きな間違いじゃないか、最初に確認したのはいつかという、記者会見でもそれが焦点になっていたわけですから。それは怒り狂って、一体どうなっているんだ、確認しろというような対応に出られたんですね、結局その後は。

石破国務大臣

何を称して怒り狂ったかは、それは難しいのですが、何だこれはということは申しました。ですから、最初から言っているでしょう、最初に舷灯かマスト灯が見えるのが普通でしょうということ。委員おっしゃるとおり、何が最初かが一番大事なんです、それは。だから最初にそういう問いをしているんです。

それで、最初に来た報告が、緑色の明かりが二分前に動いたということで、「ブイではなく」動力船、あんなところにブイが浮いているかという話は別にして、であることを認識した。それは変だねと普通思います。変だけれども、そのことは事実であって、だとすれば、それは変だけれども出すということ。

それと、実は十二分前、それが矛盾するものではない。大事なのは十二分前であり、それが本当に最初だったかどうかは、それは今私たちにはわからないということです。

辻元委員

もう一回確認したいんですけれども、二分前だ、十二分前だと。次に、自民党の部会に行って、大臣は二分前と発表しちゃった。しかし、十二分前だというのが来た、それが夜ですね。

では、普通であるならば、ちゃんと確認しろ、十二分前かどうか、二分前と言っちゃったじゃないかと。今度はもう失敗は許されぬぞと普通思いますね。ですから、夜八時に十二分前という情報が大臣のところに飛び込んだときに、確認を指示されましたね。これはそうなのかということを正確に確認してから言ってこい、しっかり確認せい、そういう感じで言ったかどうかは知らぬけれども、そういう態度だったわけですね、そういう姿勢だったわけですね。

そういうふうだったかどうかだけ聞きたいです、確認を指示したと。

石破国務大臣

当然、この確認はやらなければなりません、その前に二分前ということを言っているわけですから。私はその後、十二分前が入ってきたことを悪いと言っているんじゃないんです。入ってくる時期がずれたということであって、むしろ、我々の方に不利なものが出てきたということは、それはそれでいいことだと、変な言い方ですが。

だから、ここを確認はしなさいということは当然申し上げるべきものでございます。

辻元委員

その後が問題なんですよ。

大臣はそこまで確認されて、しかし、それは十二分という、飛び込んできた情報は非常に重要な情報であるということは認識されていると思います。先ほど申し上げた点で、見張り交代とかいろいろあった時期ですから、焦点になっていました。

ところが、この日の夜の十一時に海幕部長がブリーフィングをしているわけです、正式なブリーフィングを夜に。大臣は八時ごろ、確認しろと、そんなもの、いいかげんじゃ困るじゃないかという姿勢だったと思いますよ。ところが、夜の十一時に海幕部長は、記者が質問しても、二分前とずっと言い張っているわけですよ。

これは大臣にお聞きしたいんですけれども、大臣は、二分前ということを記者会見では言うようにと指示したんですか。普通ですと、十二分という情報も上がってきているから、大臣、どうしましょう、十一時からのブリーフィングはどうしましょうと相談が来るはずですよ。大事な点ですから。

そのときに、大臣に相談があったのかなかったのか。あった場合はどう指示したのか。自分も自民党の部会で二分と言ったから、二分で統一して、今は混乱するから統一しろと言ったのか、それとも、十二分という情報も飛び込んできているから、きちんと、今、さらに詳細を確認中でございますということで含みを持たすなり、きちんとその状況を情報開示しろと言ったのか、それとも、大臣に相談なくブリーフィングが行われたのか。どうですか、夜は。