井上政府参考人
お答えを申し上げます。
今回お示しをしております準備書においてのいわゆるヘリコプターの運航経路、場周経路でございますけれども、これは、できる限り陸地部といいますか各集落等の上空を通らないという前提で行っているものでございます。タッチ・アンド・ゴーと言われるものは当該基地の中での活動、訓練ということになるものでございますので、先ほど申し上げたような飛行経路とは異なるものでございます。
ただ、今回の準備書における騒音の状況につきましては、現在の訓練の状況を十分調査いたしまして、それをもとにいたしまして、騒音の状況の分析、そして、今後、新しい普天間代替施設においてどのような騒音状況になるかという評価をいたしているものでございます。
河野委員長
速記をとめてください。
〔速記中止〕
河野委員長
速記を起こしてください。
防衛省井上地方協力局長。
井上政府参考人
飛行経路におきましては、タッチ・アンド・ゴーは入っていないものと考えております。
辻元委員
つい先日、皆さんお聞きになったと思うんですよ、普天間の訓練の現状を。なぜ入っていないんですか。今こんなに、普天間で一日三百回と現場の人が証言しているわけですよ。どうして入れなかったんですか。
井上政府参考人
お答えを申し上げます。
準備書におきましての飛行の経路についてでございますけれども、これまで、国側と名護市、地元側との調整をしておりまして、ヘリの有視界飛行、そして計器飛行についての経路を示しているものでございます。
タッチ・アンド・ゴーという着陸、離陸の訓練であるわけでございますけれども、それは基地の中で行われているものというふうに考えておりますので、この準備書で示しております飛行経路には含まれていないというふうに認識しております。
河野委員長
防衛省、環境アセスに入っているのかどうかということを端的に答えてください。
井上政府参考人
環境アセスでの騒音の部分におきましては、当然含まれているものでございます。
辻元委員
ちょっと待って。だから、経路は。今、何て答えたの。含まれている。
井上政府参考人
環境アセスにおきまして、騒音の状況、そしてその評価という部分がございますけれども、これは、現在の普天間飛行場の運航の状況を踏まえた上でのものでございますので、現在、タッチ・アンド・ゴーの訓練を行うとするならば、それは当然に含まれて、準備書において評価をされているということでございます。
辻元委員
では、どうして経路に入れていないんですか。
井上政府参考人
ヘリコプターの運航に当たりまして、他の地域等に参ります場合の有視界飛行、そして計器飛行の経路を示しているというものでございますので、そうした基地の中で行われる訓練につきましては、この飛行経路には含まれていないというふうに認識をしております。