つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

活動報告・国会質問・質問主意書

慰安婦問題に関連して、二つの質問主意書を提出しました。

2014.3.26

国会ブログ

3/25(火)、下記の二つの質問主意書を提出しました。
答弁書は4/4(金)に閣議決定される見通しです。
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安倍政権の河野談話見直しに関する質問主意書
平成二十六年三月二十五日
提出者  辻元清美
 二〇一四年三月十四日の参議院予算委員会で、安倍首相は慰安婦問題について「この問題についてはいわゆる河野談話がある。この談話は官房長官の談話ではあるが、安倍内閣でそれを見直すことは考えていない」(答弁一)と答弁した。また菅官房長官も「河野談話については、第一次安倍政権で閣議決定された答弁書に示している通り、政府の基本的立場は官房長官談話を継承するということだ」(答弁二)と答弁している。
 以下、質問する。
一 答弁一の通り、河野官房長官談話について「安倍内閣でそれを見直すことは考えていない」という安倍首相の発言に間違いはないか。
二 河野官房長官談話における以下の記述について、安倍首相は同じ認識か。
1 「慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した」
2 「慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあった」
右質問する。
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安倍政権の慰安婦問題への謝罪に関する質問主意書
平成二十六年三月二十五日
提出者  辻元清美
 二〇〇七年三月八日提出の辻元清美の質問主意書における「三―3 政府は『慰安婦』問題について『すでに謝罪済み』という立場をとっているが、いつの、どの文書や談話をもって謝罪しているという認識か。すべて示されたい」という問いに対し、第一次安倍政権は「御指摘の件については、官房長官談話においてお詫びと反省の気持ちを申し上げているとおりである。」という答弁を閣議決定している。
菅官房長官は、二〇一三年六月三日の衆議院決算行政監視委員会における辻元清美の質問に対して、「(第一次安倍内閣の)前の閣議決定を否定するとかそういうことは全く、見直しをするとかいったことはありません。閣議決定が私はすべてだと。現在の安倍内閣においてもすべてであります」と答弁している。上記の答弁もまた現在の安倍内閣において「すべて」であるという認識かどうかを確認するものである。
 従って、以下、質問する。
一 政府は「慰安婦」問題について「すでに謝罪済み」という立場をとっているが、いつの、どの文書や談話をもって謝罪しているという認識か。すべて示されたい。
右質問する。