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1月26日予算委員会での辻元の質疑全テキストです。

2021.1.27

国会ブログ

1月26日予算委員会での辻元の質疑全テキストです。

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○金田委員長 この際、辻元清美君から関連質疑の申出があります。小川君の持ち時間の範囲内でこれを許します。辻元清美君。

 

<質疑① 菅総理、自宅で亡くなられた方に「責任者として申し訳ない」>

○辻元委員 立憲民主党の辻元清美です。総理、昨日も悲しいニュースがありました。また一名、搬送中にお亡くなりになったというニュースです。本当に心から御冥福をお祈りしたいと思いますけれども、病院に入りたくても入れなくて自宅で一人で孤独死する、救急搬送中に亡くなる、これは自己責任ですか。どのようにお考えでしょうか。

○菅内閣総理大臣 コロナに感染した方については、まさに医療機関、医療機関でなければホテル、そしてホテルでなければ自宅待機、そういう中でお願いをさせていただいている中で、そうした治療を受けるのに必要な方にできる限りそうした治療を受けさせることができる、そうしたことを私ども目指して取り組んできていますので、そうした方がもう二度と再び搬送の途中で亡くなるようなことがないように、しっかりと体制を整えるのが私どもの仕事だというふうに思っています。

○辻元委員 私たちは、政治によって救える命が救えなかったかもしれない、総理も私もその責任をやはり痛感して仕事をしなきゃいけないと私も思っています。総理は、公助によって医療の話をされました。公助によって救えなかった命があるんだという責任はお感じですか。

○菅内閣総理大臣 例えば、必要な検査を必要なときに受けることができない、そうした体制ができていない、そうしたことについては責任者として大変申し訳なく、こう思います。

 

<質疑② 菅総理、医療体制の提供ができていないことを認める>
https://www.asahi.com/articles/ASP1V3J1SP1VUTFK007.html

○辻元委員 今、篠原議員の質問に対して、支持率が落ちる話が出ました。その中で、総理はこうおっしゃいました。さっき、コロナ対策への批判が多いとおっしゃったんです。どんな批判があると思いますか。何を望んでいるのか、国民は。どのように、どんな批判が耳に届いていますか。

○菅内閣総理大臣 今私が申し上げましたように、必要な医療には、必要な医療を提供させる、提供できるようなそうした体制ができていない、そういうことに対して国民の皆さんが不安を感じている、そういうことだというふうに思います。

 

<質疑③ 一次補正のGoTo予算も4000億円余ってる。組み替えて医療に使うべき>

○辻元委員 今総理は、必要な医療体制ができていないという発言、非常に重いです、をおっしゃいました。この後、医療体制についても質問いたしますけれども、私は、やはり国民の感覚と総理の感覚がちょっとずれているんじゃないかと思うんですよ。私、総理、はっきりおっしゃった方がいいと思います。例えば、GoToの予算、これはやはり、医療の体制ができていないことだと今おっしゃったわけですから、GoToの予算はやめて、医療にもう全部、まだまだ足りません、医療、これからどうなるか分からへんから、医療に全部振り向けようと総理が決断したら、みんなも納得するんですけれども、どうでしょうか。総理ですよ。どうですか、皆さん、そうでしょう。十分医療が提供できていないとおっしゃった。みんな国民は、今、命の危機、あした自分がそうなるかもしれない、おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、お父さんもなるかもしれないと思っています。命の危機や、生活がしんどくてやっていかれへん、店を閉めなあかん、命の危機や生活がしんどいときに、春になったら旅行に行くお金を取っておこうと、総理、自分の家計だったら思いますか。私は、ここで医療の不備を認められた、この場で……(発言する者あり)誰ですか。GoTo、今4000億残っているんですよ、今から一兆支払いをしたとしても。総理、ここは決断してください。いかがですか。お願いします。

○菅内閣総理大臣 今度の三次補正の中には、医療について必要な予算はしっかり確保させていただいています。そして、GoToや国土強靱化については、経済対策という形の中で予算を計上させていただいているところであります。いずれにしろ、コロナ対策に全力で取り組むことは当然のことであり、内閣を挙げてしっかり対応していきたい、このように思います。

 

<質疑④ 菅総理肝いりの看護師支援、実行はわずか3件。政府は情報投げるだけでなく点検まで>

○辻元委員 昨日、後方支援病院の話もありましてね、950点にすると。今、病床が立て込んでいるのは、コロナが治療されて治った方が次、行く病院がないということで、950点。これ、2500円だったのを7500円に上げて、9500円。でも、一人受け入れても9500円なんですよ。ちょっと待って。ちょっと待って。田村さん、指してからにしてくださいね、今日は。後でまた当てますから、そのときまとめて言ってくれればいいです。医療の体制が不備、じゃ、ちょっとそこに移りたいと思うんですけれども、看護師さんも疲弊していますね。病院にいらっしゃる方は家族にもお会いできないんです。ということは看護師さんが頼りなんですよ。家族が看病したりもできないから、最後のみとりも看護師さんがするんです。それで、総理は多分ここを気になさっていて、去年病院に視察へ行かれたときこういうことをおっしゃっています。看護師さんが看護以外に、例えば掃除の仕事とかいろいろなそうした仕事もやらざるを得ないという話も伺っておりましたので、専門業者の皆さんにも政府からお願いして、看護師さんの負担かからないようにしていきたいと。もう去年この点着目されて、私もテレビで見ていて、やっと看護師さんの掃除のこととか、私も気にしていたし、政府も動き出してくれるなと思ったんですね。どういうことをされましたか、総理。いかがでしょうか。この後、いかがですか。いかがですか。総理も答弁書を持っているじゃない、同じ。

○菅内閣総理大臣 私自身、医療機関に派遣をされる医師、さらに看護師の皆さんの待遇について、処遇について、そこは倍にするようにさせていただきました。それと、厚労省に対して、コロナの病棟ですから、一般のそうした清掃業者もなかなか入りにくいということも事実だと思います。ですから、そういうふだんは行わないような業務も看護師の皆さんはやっていますので、そうしたものと切り離して、清掃業者に対してお願いをするようにして清掃はそこでやってもらえるように、処遇も含めて改善しているというふうに思っています。

○田村国務大臣 まず一点、後方病院のお話がございました。これ、言われたのは、多分、二類感染症の入院加算だというふうに思うんですけれども、これ、250点から750点、つまり2500円から7500円に上げたんですが、これとは別に救急診療管理加算というものを9500円、950点つけておりますので、そういう意味では倍以上ついたというふうに御理解をいただきたい、一日当たり17000ぐらいですかね、ついたというふうにお考えをいただければいいというふうに思います。それからもう一点、今の話ですけれども、これは、言われるとおり、清掃業務等々いろいろなことを看護師の皆様方はやっていただいております。一つは、清掃に関しましては、これはお金の方はちゃんと国の方から出ますので、その中において、清掃業者、清掃業界の方々に、こういうことをやっていただけるか、コロナを扱っておられる、コロナの患者の方々を診ていただいておられる医療機関のいろいろな清掃もやっていただけるかと言ったら、協力していただけるというような話でございましたので、その一覧表を、12月以降ですけれども、去年の12月から各都道府県にお配りをさせていただいて、お願いをできる、そういうところをお示しをさせていただいております。更に申し上げれば、医療的な行為だけじゃなくて、看護師の皆様方、患者の皆様方のいろいろな対応をいただいております。これはカンジョ補助業務でありますので、看護師ではなくてもカンジョ補助者でもできるので、そういう意味ではそういうところの強化もいろいろと各病院の方にお願いをいたしております。

○辻元委員 私もこれは気になっていたので、厚労省に、割合、がみがみと言うたら悪いですけれども、どうなってんねんと聞いたんですよ。そうしたら、厚労省は、都道府県に全国ビルメンテナンス協会の会員のリスト90社を送ったと。厚労省に聞きます。去年からですよ、何件これで、ビルメンテナンス協会、90社というのも、コロナ対応できるところはどこでもできるわけじゃないですからね、何件請負が成立しましたか。件数だけでいいです。どうぞ。

○迫井政府参考人 御答弁申し上げます。厚生労働省において、医療機関が清掃、消毒業務等……(辻元委員「件数だけでいいですよ」と呼ぶ)はい。新型コロナウイルス感染症患者が入院している病棟、病室等の清掃、消毒を受託可能な民間業者の一覧を作成し、令和2年12月25日以降、都道府県を通じまして医療機関に提供しているところでございますけれども、この一覧のうち、緊急事態宣言が発出をされました11都府県に所在をいたします48事業所に対しまして、先週1月18日時点で、医療機関からの清掃の委託に関する問合せ状況を確認をいたしました。20事業所から回答を得られました。その結果、8事業所において医療機関から問合せがあり、そのうち、3事業所は契約に至り、3事業所は協議中ということでございました。

○辻元委員 総理、3件しか成立していないんですよ、緊急事態が出ている11都道府県で。いっぱい病院はありますよ。これも、私、厚労省にやってくれ、調べてくれと、もう看護師さんのこの改善をしなきゃいけない、何回も言って、そうしたら、やっと厚労省がビルメンテナンス協会に調べてちょうだい、ビルメンテナンス協会の方々が電話をかけまくってくれて、何件成立したか、緊急事態宣言が出ている11都道府県で。3件ですよ。この数字を見て、総理、ちょっとびっくりしませんか。どうですか。総理ですよ。これはどうされますか。

○菅内閣総理大臣 私も、今、率直に、数字を聞いたんですけれども、そこは現実としては申し訳ない思いです。

 

<質疑⑤ 医療も療養ホテルも清掃・消毒がボトルネック。自衛隊の医療支援の検討を>

○辻元委員 昨日もありましたけれども、ちゃんと点検までやらなきゃいけないと思うんです。なぜかというと、総理、さっき医療の不備があると言ったでしょう。このこともずっと言い続けて、総理は、私が看護師さんの負担軽減、掃除の問題なども早くから指摘していたのを御存じですよね。で、総理も決断されましたよ。けれども、動いていないんですよ、実態が。そして、なぜこういうことを申し上げるかといいますと、療養ホテルです。療養ホテルも、部屋はあっても、20%、30%しか稼働していないところがあるんです。みんな、ホテルに入りたいと言う人、ようけいてるでしょう。自宅で子供がいる、おじいちゃん、おばあちゃんにうつしたらどうしようと、ホテルが空いていたら入りたい。ところが、ホテルの消毒や清掃が間に合っていないんですよ。それで、ホテルの部屋があっても、消毒、清掃できる業者は限られているし、できないから入れないんです。これは、総理、御存じでしたか。いかがですか。いやいや、もう厚労大臣だったら要らないですよ。それで、委員長、じゃ、総理、私、提案したいと思うんです。これは大事な話ですよ、療養ホテルも。それで、総理は、施政方針演説でこういうこともおっしゃっています。自衛隊の医療チームなどをいつでも投入できるように、万全の体制を整えております。自衛隊の皆さんも、今まで頑張ってくださって、医療チームを送るだけではなくて、患者の宿泊施設への食事の配膳とか、それから、宿泊施設への患者さんの輸送もされてきました。けれども、防衛省に聞きますと、初期の頃、このコロナウイルスの正体が分からないから、自衛隊もこういうところまでやったと。それで、確かに自衛隊はほかにできない場合に派遣となっています。都道府県からの派遣です。民業圧迫のことも、私、考えましたよ。でも、これは民業圧迫どころか、できるところも限られているわけです。ですから、私は、この病院や療養ホテルの清掃や消毒も含めて、自衛隊の皆さんにも御支援をしていただけるようなことも含めて検討することが必要じゃないか、そういうことにもう至っているんじゃないかと思うんです。これは、総理、お願いします。総理。

○菅内閣総理大臣 療養のホテルというのは、これは、地方自治体にそのホテルを、どこを使用するかということをお願いをしております。そして、その分の費用は全額国で、国費で見ていますので、それぞれの知事に、とにかく療養施設としてホテルを借りてくれ、そこに、リモートとかいろいろなやり方で対応できるような、対応してほしいという、そういうこともしっかり依頼をしていますので、そこについては、国からもう一度そうした指示というのは、今話を聞いていて、必要なのかなというふうに思っています。ただ、自衛隊につきましては、北海道に自衛隊の派遣をしました。
また、大阪にも派遣をしました。そういう中で、いつでもそうした自衛隊が派遣できる体制というのを私、指示しておりますので、そこはできております。それで、例えば、自宅から病院の搬送だとか、必要であればそうしたことまで含めて当初は対応していたということも、これは事実であります。

○辻元委員 今、検討していただけると受け取りました。都道府県で頑張ってもらわなくちゃいけないんですけれども、今お示ししたように、民間業者もレッドゾーンに入っていく業務というのは限られて、都道府県も手いっぱいになっているところがあるんです。総理は、省庁の縦割りの打破とおっしゃっていますね。しかし、私は、国と地方も今これはちょっと目詰まりしているんじゃないか。やはり、そういうのをまずきっちり調べる、分析をする、全国どうなっているのか。その上で、例えば、自衛隊の皆さん、こういう御支援もできますよというように都道府県に知らせるとか、それから、ちゃんと、では、看護師さんの清掃や消毒、療養ホテルなんかの清掃や消毒、しっかり実現しているのか、そこまでやはり点検をする。これはボトルネックになっていますから。救急車の清掃、消毒も今できないというような話も伝わってきているんです。ですから、これ、都道府県が第一義的ですからと言っている場合じゃないので、よく都道府県と話し合って、やったかどうかまできちんと点検も、ちょっと約束してください。お願いします、総理。

○菅内閣総理大臣 先ほども申し上げましたけれども、そうしたホテルの借り上げとか、もう何回となく、費用は全部国費が見ますから、しっかりやってほしいということを、これは申し上げていることは事実です。ですから、国から地方へ、今の清掃の話もそうですけれども、そうしたことを、これは一義的には地方自治体でやってもらわなきゃならないんですけれども、そうしたことの方法だとか、こういう情報とか、そうしたことについては、やはり、しっかり国で地方に対して申し上げるということがあれば、そこはしっかりやっていく必要があると思います。

○辻元委員 国が地方にリストを送っただけ、それであとは地方がやってくださいというのが今の実態なんですよ。ですから、それで3件だったんですよ、清掃の話も。
これが、一事が万事になっていないですかと。ですから、私が必死で言ったら3件というのが出てきたんですよ。ですから、総理、きちんと点検までやる。医療体制の不備に対してやはり批判が強いんじゃないかということをおっしゃっていたじゃないですか。ですから、やはり今の答弁だと不十分だと思います。もう一回、しっかり、縦割りの打破、前例主義の打破をおっしゃっているわけですから、どうぞ、点検までやってください。お願いします。どうですか。総理ですよ。総理、総理。いや、総理、総理です。そこで逃げるから駄目なんですよ、総理は。だから、何か弱々しい総理に見えるんですよ。(発言する者あり)

○金田委員長 静粛に。

○菅内閣総理大臣 私は、逃げるようなことは全くしません。大学病院は文科省、そして厚労省の病院もありますし、また民間の病院もあります。先般、医療関係者に官邸に来ていただいて、そこで、それぞれの地域によって医療の連携、提携体制をしっかり組んでほしいという御依頼をさせていただきました。そしてまた、例えば東京都ですけれども、東京都についても、厚労省と東京都が一緒になって、まさにその縦割りの打破というんですかね、都の関係する病院だとか、厚労省の関係の病院とか、あるいは大学の病院だとか、そうした中に協力要請を行って、12月末から今年1月にかけて1000の病床が出てきたという実態もあります。こうしたことを、必要な箇所においてはしっかり国からも、そうした方法というんですか、指示しながらやっていくことが大事だと思います。

 

<質疑⑥ 東京オリパラには医師・看護師1万人が必要。同時のコロナ対応・ワクチン対応を考えればフル開催は不可能では>
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202101260000332.html
内閣官房資料

○辻元委員 これからワクチンの接種も始まります。医師や看護師、命綱です。ですから、どうぞしっかりと点検をしていただきたいし、自衛隊の皆さんのことも検討いただきたいと思います。一点、オリンピックについて、医療体制です。組めるのか。ワクチンもやらなくちゃいけない、それから、今のコロナもどう収束するか分からないですよ。6月、7月、ワクチンも大忙しになっています。そこで一点だけ、これは橋本大臣。想定していた東京オリンピック・パラリンピック、医療体制、去年延期になっていますけれども、医師はどれぐらい必要だというように考えていますか。

○橋本国務大臣 お答え申し上げます。医師のほかに、看護師等を合わせて、必要な医療スタッフの数については、大会期間中を通じて大体一人に5日間程度の勤務をお願いすることを前提にいたしまして、大会期間中一万人程度の方に依頼をして必要な医療スタッフの確保を図っているところでありますけれども、現在、新型コロナウイルス感染症対策に必要な体制の構築の検討と併せて、組織委員会において精査を行っている状況にあると承知をしております。東京大会における医療体制の確保に当たっては、地域医療に支障が生じてしまってはなりませんので、東京都、組織委員会等と連携しつつ、大会に協力する医療機関の負担軽減の検討も含め、準備を進めてまいります。

○辻元委員 総理、今、東京オリンピックをフルでやったら、医師や看護師など医療スタッフ、一万人必要だということなんですよ。それにコロナでしょう、今。コロナの対応も必要だから、フルでやった場合はそれ以上ですよ。それで、ワクチンの業務もありますね。コロナ対応もありますね。私はもう、今の時点で、医療体制を考えたら、東京オリンピックをフルでやることは不可能じゃないかと思っているんですけれども、総理、いかがですか。

○菅内閣総理大臣 国民の皆さんがいろいろな意味で御心配をされていることも十分承知をしております。そういう中にあって、やはりコロナ対策、まさに万全な、安全、安心の体制を組む中でオリンピックは準備をしていきたいというふうに思っております。

 

<質疑⑦ 無観客含め、聖火リレーが始まるまでに結論を>

○辻元委員 それは平時の答弁だと思うんですよ。みんなが知りたいのは、これは、オリンピックもお金がかかりますし、いついつまでにこうしますということを言わなきゃいけないと思います。客観的に見て、一万人以上ですよ、必要になるんです。ワクチンもやるんです。やはり難しいと思いますよ。じゃ、総理にお聞きしましょう。今いろいろなシミュレーションをされていると思いますけれども、無観客も含めてシミュレーションをちゃんとしていますか、いかがですか。

○橋本国務大臣 IOC、そして東京都、組織委員会、それと同時に、各競技団体を代表するJOC、JPC、そういった方たち、そして、コロナ対策に関する専門家の先生方を交えてコロナ対策の調整会議を行っておりますけれども、その中で、今後、コロナ感染症も含めてどのように観客を決めていくかということは、この春までに決めるということで中間整理を行っているところであります。国内外の感染症の状況を踏まえて、あらゆる対応をしなければいけないということでありますので、しっかりと、それぞれ連携をしながら、対策に取り組んでいきたいというふうに思っております。

○辻元委員 今、どのように観客を入れるかと。私、医療体制が一番大事なポイントだと思うんですね。そこは不安になっているわけです。どのように観客を入れるかも含めて、いろいろなケースを検討しているとおっしゃいました。無観客も検討しているんですね。

○橋本国務大臣 その件につきましては、この春までに、国内外の感染状況の検討と、そしてその状況を踏まえてしっかりと検討していきたいというふうに思っております。(発言する者あり)

○辻元委員 でも、主語と述語を合わせると、その件に対しては検討していますになるんですよ、途中いろいろ言っているから。私は、正直にというか、今どうしているかというのを公表した方がいいと思うんです。これは医療業界の方も、医師会の中川会長がこうおっしゃっていますよ。五輪・パラリンピックの開催に関し、医療提供体制が逼迫した状況での外国患者の受入れは不可能、可能ではないと。今、私、総理、やはり期限を切らなきゃ駄目だと思うんですよ。前の延期のときも、聖火リレーが始まる直前だったわけです。今度、3月25日から聖火リレーが始まりますよ。聖火リレーが走っているのに、まだ、観客どうしようか、医療体制どうしようか、これではアスリートも不安。そして、地元の受入れ、福島県、スタートの地ですけれども、自治体、何にも言ってきていないという話を、うちの立憲の玄葉議員から先ほど聞きました。総理、聖火リレーが始まるまでに、やはりしっかり話し合って、結論を出さなきゃいけないと思いますが、これは総理です、これは総理です、いかがですか。

○菅内閣総理大臣 先ほど橋本オリンピック担当大臣が答弁したとおりです。

 

<質疑⑧ 日本の変異種感染者は世界で8番目、アジア1位。感染された方の8人に1人
は検疫で見つからず自主待機中に発症し、濃厚接触者の感染事例もある。水際対策の
見直しを>
20210126予算委員会資料・主な国の新型コロナウイルス変異種感染者数
20210126予算委員会資料・変異種発症推移

○辻元委員 そこが、私は、総理が、みんなが不安になっているところだと思うんですよ。官房長官の記者会見と、ここでのやり取り、私たちは後ろに国民がいます。みんな、いつまでにオリンピックを決めるのかしらと皆思っているんですよ。私は何を心配しているかといえば、総理にとってのGoToが、次、GoToオリンピックになりはしないかと心配しているんですよ。何が何でもオリンピックで、不十分で、変異種が入ってきていますよ。変異種の状況をちょっと見てもらいましょうかね。昨日また3人増えましたから、このちょっとリストみたいなのを見てほしいんですけれども、48人となっていますが、51名になりました。世界で日本は変異種ベストエイト、ひょっとしたら、今日もっと上かもしれません、入ってきているんですよ。
それで、見てください。10位スペイン、イタリアとか12位とか、ヨーロッパの国々よりも、日本は変異種……(発言する者あり)変異株、失礼しました。変異株が流入してきているわけです。そして、水際で防げなくて、そこでは陰性で、国内に入ってから変異株に感染していると分かった人は、この赤で示しているところ、細かいところはいいですけれども。赤で示しているのは、水際では陰性だった、しかし、日本に入国してから体調が悪くなって、検査に行ったら変異株にかかっていた。これは水際を突破しているんですよ、総理。自己隔離してください、自主隔離してくださいと言っていますけれども、自主隔離をちゃんとしていなかった人もいると言われているんですね、総理。総理、水際対策は万全ですとこの間おっしゃっていますけれども、これは、やはり相当強化して見直さないと、万全ですとは言えないと思うんですが、総理、いかがでしょうか。いかがですか、総理。総理、はい、総理です。

○菅内閣総理大臣 政府として、変異株が確認された国、地域からの入国に対する水際対策、速やかに強化してきています。ビジネストラック及びレジデンストラックについて、11の国、地域と合意しておりますけれども、現時点においてはこれらの国、地域からの入国者を通じた変異株の市中感染が確認された事例はありません。しかしながら、国民の皆さんの、今、大きな不安、そして命と暮らしを、あらゆるリスクを取り除くために、ビジネストラック及びレジデンストラックについて、緊急事態宣言が発令されている間、一時停止をいたしました。そして、新型コロナウイルスの変異株については、私としては強い危機感を持っておりまして、海外からの変異株の流入を防ぎ、国内での感染拡大を防止するために、水際対策の強化と国内監視体制の強化、これに取り組んでいるところです。

○辻元委員 でもね、これは数字が物語っているわけですよ。日本は多いんです。アジアでは断トツなんですよ。これは水際弱かったという証明じゃないですか。それで国内に入ってから発症しちゃって、その人が日本にいる人に濃厚接触でうつしているケースもあるんです。ですから、総理、余り強がりを言わない方がいいと思います。
GoToも強がり。それで、GoToもやはりもうちょっと早くやめておいた方がよかったのかな、そしてこの入国制限ももう一週間早めておいた方がよかったのかな。でも、経済のことがありますから、私もいろいろ悩んで、経済で亡くなる方がいてもいけないから、だからそう決断させてもらいました。しかし、やはり遅かったという意見も自分はすごく胸が痛い、だからこれからこうしますとか、何で言えないんですか。なのにGoToの予算をつけたりしているでしょう。

 

<質疑⑨ 感染者に寄り添ってきた保健所職員を、感染者を告発する立場、犯罪者にする立場に立たせるな>

○辻元委員 そして国民に罰則を科すという話だけが出てくるから、みんな納得しないんです。感染症法改正について何点かお聞きをしたいと思います。入院先から逃げたということになったら、この後、誰が通報するんですか。病院ですか、保健所ですか。それとも警察は捜査するんですか。
どうなりますか、この人は。厚労大臣。

○田村国務大臣 まず、変異株ですけれども、これに関しては12月19日に英国で発表されました。その中において、9月から英国で広がっておるということでございますから、今しっかりと検疫で止めております。今入ってこられるのは、帰国者、基本的には帰国者の方だけということでありまして、そういう方々も、入ったとき、まず向こうで1回検査、国内に入って検査、その後、3日間滞在いただいて、3日後にもう1回検査、3回検査をやって、その後自宅に帰っていただいておりますが、帰国から2週間は出ていただいては困ると。誓約書に、もし誓約を破った場合には、例えば、名前の公表でありますとか、場合によっては停留ということも含めて対応させていただきますということで誓約書をいただいております。そういう形で海外からはしっかりガードをしております。一方で、国内は、9月からイギリスでそういう形でございますので、入っていないと言えば、言われるとおり、入っておられる方々が今5名、6名ですかね、おられると思いますけれども。その方々、例えば東京、東京に関しましては、直近で1500検体、約1500検体、これはトエイケンの検体でありますけれども、これに関して見たら、これに対してはほとんど出ていないということでございます。若干、1名、2名は出ておると私は思いますが。それからもう一つは、静岡に関しては、そのエリア、40検体調べましたけれども、これもないということでございますので、面的な広がりはまだないということでありますけれども、そこに関してはしっかりと我々チェックをしていきたいと思います。それで、今の話でありますが、それは、言われますとおり、まず、医療機関若しくは保健所、分かったところが通報をするという形になると思います。(発言する者あり)今答えているんですけれども。済みません、いいですか。(発言する者あり)

○金田委員長 静粛に。

○田村国務大臣 答えていいですか。(辻元委員「早口で」と呼ぶ)済みません。それで、その後は、例えば、警察が捜査をして、その後検察に仮に送致をする、また警察が捜査した上で、その上で送検するという形になると思います。最終的には……

○金田委員長 田村大臣、答弁をまとめてください。

○田村国務大臣 言われるとおり、警察、検察というような普通の対応の下において、最終的には裁判という形になってくる。

○辻元委員 今話があったように、病院から逃げたら、保健所や病院の人が通報する、そして警察が捜査するんですよね。病院やこの保健所の人、その後どうなるかというと、調書を取られます。捜査するとなれば、これは被害届を出したことがある人は分かると思いますけれども、現場検証をします、病院とか。相当な作業がかかるわけです。それで、私の元にこういう、ある東京の23区の区長から、総理聞いてください、こういう意見が出ているんです。こういう意見が、悲痛な私は連絡だったですよ。これ以上保健所を追い詰めないで。保健所の職員や病院の人は、調書や証言、時間も取られるし、心労もあります、自分が対応していた患者だから。捜査となれば、病院の現場検証も必要。ただでさえ逼迫しているのに、一件発生しただけでも相当大変。今でも、病院が見つからないとか、今、保健所の職員の皆さん、病院が見つからないとか、一つ話がこじれただけで叱責を受けたりしています。そしてさらに、入院先が見つからず病状が悪化したらどうしよう、自分の対応している人が入院先が見つからなくて今晩病状が悪化したらどうしようと眠れない、心労だという方々もいらっしゃって。ですから、総理、聞いてくださいね、保健所の職員からは、感染者のために頑張る、それが保健所の職員の仕事だと、そして一生懸命一人一人に寄り添って対応してきたのに、感染者を告発する立場、犯罪者にする立場に立たされるのは耐えられない、こういう声があるんですよ。(発言する者あり)それで、総理にお聞きします。今、ハンセン病の話がありましたけれども、この刑罰は、かえって現場の保健所の人たちを苦しい立場に追い込む可能性があるんじゃないか。最前線で戦っておられる保健所の方々に感謝と総理はずっとおっしゃっています。昨日、都道府県の知事から要請が来ていると言うけれども、この現場の保健所まで、どういう対応になって、そこで働いている人は人間なんですよ。この刑罰を打ち込むということは、一件起こったとしても相当の負担になる、そういう立場に、一件だからいいじゃないんですよ、構造的に保健所の人たちをそういう立場にするという刑罰であるという認識は、これは総理ですからね、後で。総理、お持ちですか、この声にどう応えますか。

○菅内閣総理大臣 まず、感染拡大を防止するためには、感染者に対する入院措置というのは、ここは重要であります。個人の人権に配慮しながら実効性を高めるための措置を講ずる必要があるというふうに思います。その上で、御本人の御理解を得ながら入院措置を行うことが基本でありますが、中には自治体などからの協力要請に応じていただけない場合があるということです。そしてまた、全国知事会、これは保健所も所管をしています、知事会から、罰則の創設を求める緊急提言、これがなされていることも事実です。こうしたことを踏まえて、対応することにしたところであります。実際の運用に関しては、当然、人権に配慮した適切な対応を図られるべきというふうに思います。

○金田委員長 補足はありますか、厚労大臣。(辻元委員「もういいです、今のと同じだから、委員長」と呼ぶ)

○辻元委員 総理、何か私、やはりさっきの看護師さんの話もそうですけれども、現場と総理の感覚がちょっとずれていると思います。保健所の人たちに話を聞いてみてくださいよ。私は、もう一点。総理、もしも逮捕されたら、その人が。一件目の事例は大きく報道されると思いますよ。そうすると、その家族や子供、それでなくても今、差別とかされる可能性がある、社会問題になっています。差別や偏見を増幅するんじゃないですか。(発言する者あり)

○金田委員長 質問を続行してください。

 

<質疑⑩ 病院から逃げた人を拘束するのか。現実に刑事罰は不可能>
https://www.asahi.com/articles/ASP1V3JX7P1VUTFK00J.html

○辻元委員 はい。静かにしてください。それから、今でも、保健所の方から聞きますと、あそこのうちに感染者がいるんじゃないか、保健所が調査に行けとか、そういう連絡が来るというわけですよ。自粛警察とか言われていますね。そして、これは、密告というか、今でもそうですよ、お店が開いていたら、どうだと。私、そういう社会にしたくないんですよ。それが、この感染症の人たちの人権とか法律を作るときの、私たちの国で培ってきた、いろいろな苦難を乗り越えて、そういう在り方だったと思いますよ。総理、私はやはりこの刑事罰はやめた方がいいと思うんです。もう一点だけ言います。最後にまとめて総理に聞きます。警察官は防護服を着て捜査するんですよ、捕り物帳のように。そして、その人を、身柄を捕らえたらどうするんですか、感染者。病院に戻すんですか。また逃げるかもしれない。鍵をかけるんですか。このために特別の施設を全国の警察に用意させるんですか。物理的にも無理だと思うんですよ。ですから、総理、ここは私は、刑事罰は外していただく、見直していただく。もうやめますから、最後、総理にしてください、委員長。総理、お願いします。

○金田委員長 質問を続けてください。時間が来ておりますので、簡単にお願いをいたします。二人、手が挙がっているので、それじゃ、小此木国務大臣。

○小此木国務大臣 指名をいただきましたので、警察の対応でありますけれども、通報はやはり、おっしゃったように、病院関係者、保健所から来ると思いますが、そのときそのときのケース・バイ・ケース、これはあると思います。やはり、入院を勧められた人、入院から出てきちゃった方々については、そのまま逮捕だとか拘束、これは本当ならしなきゃなりませんけれども、医療関係者の情報交換によって、情報を共有することによって、やはりそれは拘束をして、その体調を見ながら病院に引き戻すとか、そういうことが考えられると思います。取調べはしなければなりませんが、何を優先するかは医療従事者あるいは保健所の方々と情報交換をしながら決めていくということが現実の問題であると私からは申し上げたいと思います。

○菅内閣総理大臣 それは、人権に最大限配慮しながら、そこは適切に対応する、そういうふうに努めたい、そういうふうに思います。

○金田委員長 時間が来ております。辻元君。

○辻元委員 最後に一言。答弁が、ほかの人がするからじゃないですか、時間が来ちゃうのは、委員長。

○金田委員長 先ほどから時間が来ております。

○辻元委員 総理、歴史家の半藤一利さんがこの間亡くなりました。あの方、私、尊敬しています。こういうことをおっしゃっています。ある時点での人間の小さな判断が、歴史をとんでもない方向に引っ張っていくことがある。総理の一つ一つの、小さいかもしれない。これは戦争の教訓なんですよ。この言葉を胸に刻んでやっていただきたいと思います。終わります。