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活動ブログ

訪韓、そして民主党代表選挙

2010.9.1

国会ブログ

私は八月二六日から三〇日までソウルを訪問した
関西空港を出て、仁川空港から文化体育観光部へ直行、韓国の観光大臣であるユ・インチョン長官にお会いする。彼は人気俳優で、間もなく任期が切れるという多忙ななか、時間を割いてくれた。名古屋で行われた日中韓の観光大臣会合で私がホスト役を務めたときにお会いして以来、「日中韓の人の行き来をどう増やしていくか」と知恵を出し合ってきただけに、同志のような思いが互いにある。
昨年、日・中・韓の観光大臣会合で「東アジアの観光交流の活性化」を決めた。私は観光立国推進本部の事務局長として中国からの個人観光客のビザ取得要件緩和をまとめた。今年七月一日から施行、中国人渡航者増加をユ長官に伝える。財政出動を伴わない経済対策だ。内需を拡大し雇用も生まれる。何より憲法九条の理念の体現として力を入れて進めた政策だ。退任してからも連絡を取り合おう、と携帯番号を交換。
翌日はソウル市内を視察。関心があるのは、川の再生計画。自然再生と文化再生を掲げた清渓川(チョンゲジョン)の復興は、ソウルを訪れる観光客を大幅に増加させた。またソウルは公共交通政策が進んでいる。市の関係者にも会って、説明を聞く。
その後、シン・ガクス外交通商部第一次官と会談。日本で言えば副大臣。「これからはNGOが重要です」とシン第一次官。まったく同感。私が政府に入って心がけたことは、政治のあらゆるシーンにNGO・NPOを侵食しさせること。アメーバのように。だから私の副大臣室には、当事者団体や市民運動の人たちがいつも、Tシャツ姿でやってきては官僚と政策を議論していた。政策プロセスそのものを変える「国交省の静かな革命」と考えていた。シン第一次官とは歴史問題も議論する。「政府が変わって、未来に向けた新しい関係をつくっていける」と熱く語っていた。
さて、ちょうど出発前から報道が過熱していた民主党の代表選挙。今日、お二人の共同記者会見をテレビで視た。かたや田中角栄元総理仕込み、かたや市川房枝さんが出発点。時代を体現した個性をもつ政治家同士の全存在をかけた対決は、必然だったのではないかと考える。
私もまた、ひとりの政治家として、しっかり目に焼き付けたいと思う。