8月1日、早朝8時から震災ボランティア連携室のメンバーといっしょに、岩手・宮城・福島3県の連携復興センターの方々から活動と現地の状況を聞かせて頂き、意見交換。

その後、連携室ミーティング。新しく次長についた安田審議官も初参加。
14時からは官邸内で記者レク。この間の被災地でのボランティアと行政との連携など、4カ月のとりくみについて話す。
2日、午前中は被災者生活支援チームの打ち合わせ。
本会議終了後、連合本部へ。
南雲事務局長や山根木総合局長らと今後の活動について意見交換。
これまでに被災地で活動したボランティアは、ボランティアセンターに登録があっただけでも60万人。各種団体を含めれば100万人近いと考えられる。私はボランティアを「自衛隊に次ぐ復旧部隊」と位置づけるよう政府の会議で言い続けてきたが、なかでも連合はのべ30000人が現地で活動した。とくに福島県ではのべ10万人のボランティアのうち、約9400人が連合ボランティア。およそ10人に1人という数になる。
引き続き連携をとっていきたい。

3日午前中、現地で活動するボランティアチームの方々から調査報告。
午後、6月28日に国連の国際海事機関（ＩＭＯ）事務局長に選出された関水康司新事務局長が表敬訪問。がっちり握手。ＩＭＯは海上安全や海洋汚染防止のルールづくりを担う専門機関で、国連専門機関のトップを担う日本人は、現職では関水さんひとり。
私は国土交通副大臣時代に、日本・ＡＳＥＡＮ交通大臣会合でベトナムを訪問したときや、国際交通フォーラム大臣会合でイギリスやドイツ、フランスを訪れたとき、「関水さんを次期1ＭＯ事務局長に」と各国関係者にはたらきかけてきた。関水さんが激しい選挙を制して事務局長に就任されたことは本当に嬉しい。
これからも協力して、さまざまな海の問題にとりくんでいきたい。

夕方、議員会館で超党派女性議員による「おひとりさまの会」が開かれた。民主党の小宮山康子議員らと集って勉強したり、意見交換をしている。
この日のゲストは東京大学名誉教授の上野千鶴子さん（先日東大で最終講義と退官パーティーが行われ、私も参加。「弱い人が弱いままで生きていける社会をめざす、それがフェミニズム」という上野さんの言葉に、震災後の政治の現場にいる私は、あらためて自分の仕事を再考する機会となった）。
実は震災前からこの会に上野さんをお呼びしていたのが、ようやく実現したのだ。「おひとりさまの最期」と題し、介護保険制度の課題などについて縦横に話して頂く。

4日、午後はＮＰＯ・ＮＧＯのネットワーク会議に参加。夕方には若手の社会起業家メンバーらと会合。
国会が荒れ模様となっている。特例公債法案などをめぐって自民党などが反発し、すべての委員会審議がストップしたのだ。多くの重要法案が審議を待っており、復旧・復興のためにここで足踏みするわけにはいかない。
私は週末7日、枝野官房長官とともに被災地へ。しっかり現地の状況を伝えたい。