つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

活動報告・国会質問・質問主意書

政治に「地殻変動」を。

2012.6.16

高槻・島本日記

昨日6月15日、TBSニュースバード(CS)「国会トークフロントライン」に出演しました。今の政治の混乱と今後の政治について語っています。本日(16日)深夜24:30からも再放送があります。
なお、同番組はインターネット「TBS News i 」 でもごらんになれます。
《以下、「国会フロントライン」ホームページから》
「対談を終えて」 川戸惠子
 今週のゲストは先日「いま、『政治の質』を変える」という本を出版した民主党の辻元清美さん。消費税増税問題を巡る政治の混乱をみるにつけ、「新しい政治の意志決定の仕方を作らなければ・・・地殻変動を起こしたいという想いで、この本を書いた」とのこと。
 辻元さんといえば、鳩山政権での国交副大臣としての活躍を思い出す。
 「政権交代したんだ!ということで『コンクリートから人へ』と、公共事業を大幅に減らしましたよ。ダムだって一度全部ストップさせてスクリーニングした上で、7つ廃止しましたよ。八場は残念ながら再開になりましたけど。JALの再建もしがらみの無かったことが大きかった。それに私のモットーは『皆と仲良く!』。人を信じなければ、信じてもらえません。こぶしを振り上げてもダメ。力でねじ伏せても揺り戻しが来る。小泉さんの郵政がいい例でしょ? 政治は立場の違う人達との合意を取り付けるということ。『ソーリ!ソーリ!』と言っているだけでは何もできない、ということがよくわかりましたよ。それで懸案のJRの不採用問題も解決できたんです」
 社民党の政権離脱で国交副大臣を辞めざるを得なくなったときは、本当に悔しく、むなしくて「泣いてしまった!私、泣きみそやねん!」とも。
 3.11直後から首相補佐官としてNPO・NGOのネットワークを活用、被災地支援にあたってきた。
 「各省庁縦割りの弊害もあったけれど、もうひとつ、国・県・市町村の連携がうまくいかなかったのも問題だった。仮設住宅にせっかくお金を付けても、各市町村に平等に配分しなければ、ということで県段階でストップがかかり、市町村までいきわたらなかったこともあった。国の指令でやっとそこをクリアしたんですよ。日本のシステムの再構築に、国と地方の関係も入れなくては・・・」
 鳩山政権の時にスタートした「新しい公共」の考え方やネットワーク。これも被災地支援に大変役に立ったと言う。
 「自民党は『自助、共助、公助』と『自助』が基礎、というけど、今は若者の非正規雇用、高齢者の独居、子育て等々、自助ができにくくなっている。公助も財政難で難しくなっているし。だから私は『共助の拡大』を訴えているんです。地元の高槻市にも、それを可能にする施設を作って第一歩を踏み出したし・・・」
 マニフェストを批判するのではなく、何故できなかったか考えて新しい方向に進むべきだとも。だから、地元大阪の橋下市長のやり方は怖いという。
 「強いリーダーを求めるのはお任せ民主主義。いらいらするのを代弁してもらうことでストレス発散するのはどうか。やはりボトムアップで社会を変えていかねば。時間がかかるかもしれないけど漢方薬でいかなきゃ。でも男の人って権力闘争が好きやなあ。石原さん、小沢さん、昔、自民の派閥闘争やってた人が各党にちらばってる!女の人も少ないし!世代間やジェンダーバランスが悪い!」
 時間があったら、またピースボートに乗って「世界一周」ではなく「地球一周」をしたいと言う。秘書さんも19歳でピースボートに乗った筋金入り。
 「もちろん人や国境を越えたネットワーク作りもできるけど、これ作ってよかったな、と思うのは、経済的に成り立つNPOやNGOもできる、ということを知ってもらったこと!」