つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

活動報告・国会質問・質問主意書

臨時国会スタートと、投げ出す男たち

2012.10.30

いよいよ29日(月)から、臨時国会が始まりました。私は予算委員会の理事として、国会論戦の最前線ではたらきます。

さて、そんな中、石原慎太郎さんが東京都知事を辞職し、新党を結成すると発表した。
任期途中で辞職する都知事は初めて、しかも半分以上も任期を残したまま。
前回の都知事選の費用は約54億円。税金を無駄に使われる東京都民はもっと怒っていいのでは。

それにしても、「(都知事として)やることはあまりない」という言葉には呆れた。

「尖閣を買う」とか「東京オリンピックだ」とか派手な花火を上げて息巻いていたが、東京23区ではこの10年間で、お年寄りの孤独死が倍増。石原さんが都知事になる前年に約1000人だった孤独死は、石原都政のもとで増え続け2000人を超えた現実はご存知ないのか。

「最後のご奉公」とか「日本を立て直す」と言うのだったら、この対策こそ都知事として、まず、しっかりやるべきではないのか。

そんな石原さんにエールを送っている橋下徹大阪市長も、知事を途中で辞めて市長に鞍替えした。
この1年間で、大阪から転出した会社や工場は259件、転入は163件。橋下さんが知事や市長をつとめている数年間、自分の足元の大阪から企業がどんどん出ていっているのが現状。
「大阪都構想」が実現していないからだ、とでも言いそうだ。
しかし、橋下さんが「国政を変えなければ大阪が良くならない」と絶叫することに多大なるエネルギーを使っているうちに、近畿の他の府県は転入の方が増えているというのだ。大阪という自分のフィールドにしっかり足をつけて責任をまっとうすることに集中すべきでは。

さらに、ポスト石原を狙って東京都知事選に出馬かと言われる東国原英夫さんも、宮崎県知事を途中で投げ出したクチだ。

日本維新の会で次期衆議院選挙に出る予定の中田宏さんも、そう言えば横浜市長を途中で放り出した人だ。中田さんは橋下市長とタッグを組んで大阪市の特別顧問も務めていたけど、わざわざ大阪まで来なくても横浜でしっかり働けばいいのでは。
  
そして一度は総理大臣を投げ出した自民党・安倍晋三新総裁は、あちこちで、また「美しい国」をつくる、と宣言してまわっている。
3・11後も原発推進の安倍さんは、原発事故で多くの人が美しい故郷を追われたことをどう考えるのかしら? 
この日本の国土の中にだれも住めないところを作り出したのは、戦後自民党が「安全神話」の元で進めてきた原発のせいなのでは。
「美しい国」をつくるために「憲法改正」だ、と言う前に原発政策の見直しこそ「美しい国」を子どもたちに残すために必要なのでは。

今、マスコミに騒がれている男たちは、大ブロシキを広げて「幻想」を振りまくだけで、生活実感がないように思える。
自分の権力欲やイデオロギー欲を満たすために、平気で仕事を放り出し、次から次に「国取り合戦」を繰り返しているように私には見えるのだ。

さて、そんな不毛な政治風景をよそに、先日、IMF(国際通貨基金)が「女性は日本を救えるか?」という報告書を発表した。
高齢化危機に直面する日本で、女性の社会参加を増やすことが日本の経済成長の鍵、と書かれている。
「国家戦略」として女性パワーを活かす。それが日本再生の柱だという指摘だ。

近畿では、嘉田由紀子滋賀県知事をはじめ大津や尼崎や宝塚など女性市長たちが地域密着でがんばっている。
私は、一部の「自己チュー男」たちが人々の生活そっちのけで展開するキナ臭い権力争いではなく、女性たちのしなやかなネットワークで、足元からの日本再生に取り組んでいきたい。