つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

活動報告・国会質問・質問主意書

予算委員会にスー・チーさんが。

2013.4.17

国会ブログ

昨日の衆議院予算委員会に、アウン・サン・スー・チーさんが傍聴に来られました。
紺色の民族衣装にピンクの首飾りと髪飾り姿で、さっそうと入室してこられました。
信念を貫いてきたスー・チーさんの生き方に敬意を払う人たちは世界中にいます。いまは、民主化闘争のリーダーから政治家になられ、現実政治にどのように立ち向かっていかれるのか、私は注目しています。
私も市民活動から政治の場に入って、自分の理想と現実のはざまで悪戦苦闘していますので、スー・チーさんがどのような政治家に変身されるのか、強い関心をもって見ていきたいと思います。
さて、昨日の本会議で、平成25年度予算三案に民主党は反対しました。
財政健全化への取り組みが後退しています。「15カ月予算」により、被災地の円滑な事業執行に懸念が生じるほど過度に膨れ上がった公共事業予算を縮減し、その分国債発行額を減らすべきではないでしょうか。
人への投資も後退しています。公共事業費を大幅に積み増しする一方で、文教予算や科学技術振興費は削減。
そして何より、脱原発に向けた予算が見えません。
輸出型の大企業はともかく、多くの中小企業にとって、事業のありかたを急激な円安先行に対応するよう切り替えることは困難。中小企業家同友会の調査によれば、
・中小企業景況は後退傾向。
・業況判断は「悪化」が「好転」を上回る状態がなお続く。とくに製造業が急降下し、建設業も復興需要の影響薄まる。
・黒字割合が全業種で低下。
・仕入れ単価が急上昇し、売上・客単価との差が再び拡大している。
などの結果が出ています。
国民経済は、ガソリン高騰に代表されるように、モノの値段はあがるが給料はあがらない。とくに安い食料品はあがるなど、庶民の暮らしは苦しくなるスパイラルに入っていきます。
アベノミクスで本当に暮らしがよくなるのか。ますます暮らしは不安定になると考えます。
今日は午前中、ハーグ条約に関する質疑を法務委員会で行う予定でした。が、定数削減をめぐって与野党が対立し、国会は不正常化。現在、与野党協議を待つ状態です。
衆議院での予算審議が終わり、ここからはひとつひとつの課題に取り組んでいくつもりです。