つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

活動報告・国会質問・質問主意書

<慰安婦関連>予算委員会での安倍首相の答弁に「間違い」がありました:質問主意書に対する答弁で明らかに

2013.5.17

国会ブログ

3月8日の衆議院予算委員会で、辻元清美の質疑に対し安倍首相は「(辻元は)事実関係において間違いを述べられた」「(第一次安倍政権で)ブッシュ大統領との間の日米首脳会談においては、この問題(慰安婦問題)は全く出ていません」と答弁しました。
しかし、首相官邸のウェブサイトには、「このような話(元慰安婦の方々に対する、申し訳ないという気持ちでいっぱいであるという話)を本日(首脳会談)、ブッシュ大統領にも話した」と掲載されています。これでは、安倍首相の答弁と政府発表が食い違うことになります。
以上の点について、5月8日提出の質問主意書を出したところ、本日それに対する答弁が出されました。
今回の答弁一、二の1、二の2及び3についてで、政府は、2007年4月27日の首脳会談で、安倍総理からブッシュ大統領に慰安婦問題に関する説明があったことを認めました。したがって、安倍首相は辻元に対して間違った答弁をしたことになります。
衆議院議員辻元清美君提出慰安婦問題についての安倍首相とブッシュ前大統領との会談に関する質問に対する答弁書・一問一答
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内閣衆質一八三第六八号
平成二十五年五月十七日
内閣総理大臣 安倍 晋三
衆議院議長 伊吹 文明 殿
衆議院議員辻元清美君提出慰安婦問題についての安倍首相とブッシュ前大統領との会談に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員辻元清美君提出慰安婦問題についての安倍首相とブッシュ前大統領との会談に関する質問に対する答弁書
一について
御指摘の外務省ホームページの記述及び当該記述中のジョージ・W・ブッシュ米国大統領(当時。以下「ブッシュ大統領」という。)の発言に関する記述は、いずれも平成十九年四月二十七日(現地時間)に行われた日米首脳会談及びその後の昼食会における安倍晋三内閣総理大臣(当時)の説明及びブッシュ大統領の発言を踏まえたものである。
二の1について
御指摘の首相官邸ホームページの記述に関する理解は、御指摘のとおりである。
二の2及び3について
御指摘の首相官邸ホームページの記述は、平成十九年四月二十七日(現地時間)に行われた日米首脳会談における安倍晋三内閣総理大臣(当時)の説明を踏まえたものである。
二の4について
ブッシュ大統領は、「安倍内閣総理大臣は安倍内閣総理大臣の思うところを率直に語ってくれた。その率直さを私は評価する」旨の発言を行った。
三について
平成二十五年三月八日の衆議院予算委員会における御指摘の安倍晋三内閣総理大臣の答弁は、当該委員会における御指摘の辻元清美衆議院議員の発言の趣旨に対し、平成十九年四月二十七日(現地時間)にブッシュ大統領と行った記者会見において、安倍晋三内閣総理大臣(当時)が、慰安婦についての考え方として、「辛酸をなめられた元慰安婦の方々に、人間として、また総理として心から同情するとともに、そうした極めて苦しい状況におかれたことについて申し訳ないという気持ちでいっぱいである、二十世紀は人権侵害の多かった世紀であり、二十一世紀が人権侵害のない素晴らしい世紀になるよう、日本としても貢献したいと考えている、と述べた。また、このような話を本日、ブッシュ大統領にも話した」旨の発言を行ったこと、また、このような安倍晋三内閣総理大臣(当時)の考え方について、ブッシュ大統領が評価を述べた事実関係を説明したものである。