立憲フォーラムの勉強会も早いもので7回目。
国会会期末を間近に控え、議員会館での勉強会は、今回以降しばらくお休みになります。
今回は脚本家のジェームス三木さんと音楽評論家・ラジオDJのピーター・バラカンさんを講師にお迎えしての開催。
幅広く活躍中のおふたりのお話を聞こうと、大会議室は大入りの満席状態。

はじめにピーター・バラカンさんは「96条はもちろん、21条の改正も気がかり。今やメディアの人間だけが表現者なのではなく、youtubeなどで誰もが発信出来る時代。”公共の秩序に害を与えない”という文言が盛り込まれるようになったら非常に危険だと思う」と話してくれました。

続いてジェームス三木さんは、まず冒頭に
「私は家内に”使用済み核燃料”と言われている。再稼働できないから、と」と話し、場内は爆笑。
しかし、戦時中に小学生だったジェームスさんは、時にユーモアを交えながらも
「天皇は神と教わった。神風が吹くから日本は負けないと言われていたのに負け、終戦後、天皇は人間と言われ混乱した。以来ずっと”人間は愚かだ”と思っている」と戦争体験者としての思いを率直に語ってくださいました。
そしてジェームスさんは国家ということばの欺瞞を鋭く指摘し、
「国家が”国を守る”というのは権力を守ること。権力者は国民に平気で銃を向ける」
「日本国憲法は世界で一番勇気がある、勇敢な憲法」と語ってくれました。