つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

活動報告・国会質問・質問主意書

明日、7月4日から参議院選挙が始まります。

2013.7.3

国会ブログ

明日、7月4日から参議院選挙が始まります。
私は、地元大阪で、二期目に挑戦する梅村さとしさんの応援をします。
梅村さんは、内科の医師。参議院では、医療や介護など厚生労働委員として活躍してきました。
引き続き、立法府で仕事をしてほしいと心から思える人物です。
全力で応援しています。
さて、みなさんは、アベノミクスに一抹の不安を感じていませんか?
ニュースでは、何十万円もする高級時計や億ションが売れているなどと報じられますが、「別世界の話だなあぁ」と思っている方は多いのでは。
「いつかは、自分たちの給料も上がるのかしら?」とかすかな期待は抱きつつ、むしろ小麦粉やパン、ハムなど生活必需品や電気代の上昇、そして住宅ローンの金利が上がり始めたことで、将来の生活不安が増えているのではないでしょうか。
特に、子育て家族や年金暮らしの方々は、わずかな物価上昇でも生活を直撃しますよね。
金融緩和でお金を刷って撒き散らし、さらに自民党「先祖がえり」に拍車をかけた公共事業のばら撒き……。これで株価を上げようと必死の安倍内閣。でも、株価は上がったり下がったり。まじめな投資家ほど、追い込まれていきます。
安倍首相は「10年間で一人当たりの国民総所得を150万円上げる」と拳を振り上げましたよね。
では選挙中「四人家族なら600万円上げます」と街頭演説して回られればよろしいのでは。最近はほとんど言わなくなったのはなぜでしょう?
ここで問題です。
1990年から2009年までの20年間に420兆円も国の借金を作ったのは誰ですか? そのうち200兆円も公共事業にばら撒いたのは誰ですか?
●正解→自民党!
そして、三本目の矢=日本の「成長戦略」として打ち出された中身は?
目玉は「薬をインターネットで買えるようにしよう」というものらしい。「町の薬屋さんで潰れるところが出てくるのでは」と心配する声も。
こうやって、また、シャッター街を増やすおつもりなのですね。特に、地方の商店街の疲弊に拍車がかかりますよね。
競争原理最優先で、勝てないところは潰す、これが安倍流・成長戦略の本質です!
そして、きわめつけは「原発を海外に輸出して儲けよう」です。
安倍首相自らがセールスマンになって販売活動に大忙し。営業トークは「世界一安全な原発技術を提供できる」!? 
福島第一原発が、ねずみ一匹で大停電になりかけたのはわずか3カ月前のこと。あれから劇的に技術が発展したという話は聞いたことがありません。
「自分の国の大事故の原因究明もできないのに、よその国によくもまあ、売りに行けるものだ」との嘆きもあちこちで聞かれます。
問題
「原発は安全だ、安全だ」と喧伝し、こんなに狭い地震大国・日本に54基も原発をつくり続けたのは誰でしょう?
●正解→自民党!
「福島第一原発事故で亡くなった方はいない」と言い放ったのは誰でしょう?
●正解→自民党政調会長!
口では福島復興と言いながら、閣僚ならば辞任必至のこの政調会長をかばっているのは誰でしょう?
●正解→安倍首相!
福島での震災関連死は1300人以上、そして今も内部被曝の恐怖に怯える人たちの痛みがわからないのですね。
三本目の矢=「女性の活用」も的外れです。
「3年間抱っこし放題」と、女性に歓迎されると胸を張って発表した政策が、肝心の働く女性に不評。
「3年間も休める会社があるのか」「3年間も収入が減ったら生活できない」
男性がもし三年間仕事を休んで子育てした場合、仕事に復帰した時、スムーズに現場対応できるとお考えですか? 女性も同じで、非常に困難です。
私は育児休暇を増やすこと自体は賛成です。しかし、いったい「誰が」「3年間抱っこ」すると安倍総理は考えているのか。
セットで、男性の育児参加をもっと増やすしくみが必要なのではないか。
そこが見えないから、自民党の中に根強くある「3年間神話」(3年間は母親が子どものそばにいて子育てするべき)と「3年間抱っこし放題」が、どうしても重なって見えてしまうのです。
安倍首相のホンネは「8月15日に靖国神社参拝を果たしたい」。
選挙後、今年はどうされるのかしら? 
選挙でどうするのか、はっきり表明するべきではないでしょうか。
本当は、日本維新の会の橋下徹代表と組みたいのでは。
そして「憲法96条の改正をしたい」と堂々と主張すればいいのでは。
旗色悪くなったら、選挙前はダンマリ。「選挙で勝ったら、本性を出してやる」なのでしょうか?
私は、日本経済の再生に「魔法の杖」はない、と思います。
「原発から自然エネルギーへの転換」で地域分散型のグリーン経済を伸ばす。
女性が子育てしながら働きやすい制度づくり(保育所の拡充だけではなく病児保育の充実なども)でダブルインカム世帯を増やす。
介護や医療や高齢者住宅、公共交通、スマートシティーなどの安心産業への投資。コミュニティービジネスやNPO支援で若者の社会参画と雇用づくり。
「上を向いて歩こう」の時代から「世界に一つだけの花」の時代へ。
「ナンバーワン」より「オンリーワン」へ。
とにかく、安倍首相のような「いきなり、ドカンと、バラ色」といううたい文句ほど怖いものはありません。
自民党のスローガン「日本を、取り戻す」は、「高度経済成長時代の日本に戻りたい」「原発を動かしてガンガン電気も使い、金さえ儲かればいいという日本に戻そう」としか聞こえてきません。
3・11を経験した私たちは、「日本を、取り戻す」ではなく「日本を、生まれ変わらせる」なのです。
3・11以前の日本への「再稼働」をさせてはならないのです。
お願いします!
もう一度、私たちに「チャンス」と「力」をください。
梅村さとしさんと、精一杯、大阪で訴えていきます。