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活動ブログ

3年目の夏 被災地報告その2 釜石・みんなの家

2013.8.26

タイトル 三度目の夏 被災地報告 その2 釜石・みんなの家
前回ブログに引き続き、被災地訪問の報告です。
前回は、岩手県大船渡での「三陸海の盆」参加の報告でした。次は、釜石、南三陸、石巻。今回は、釜石編です。
8月11日、釜石へ。
東日本大震災直後、当時、首相補佐官(災害ボランティア担当)として釜石に入ったときのことを思い出す。
大雨の日だった。その時、鹿野一彦さんという人に会った。雨漏りする壊れかけた建物の二階。ギシギシいう階段を上っていくと、電気も通っていないので昼間でも薄暗い事務所だ。「今、大きな余震がきたら、この建物、壊れそう」と言い合いながら、鹿野さんからある「構想」を聞いた。
震災前にまちづくりのNPOを立ち上げ、中心メンバーとして活動していた鹿野さん、「4月28日に、『岩手連携復興センター』を立ち上げる」というのだ。
まだ、震災から一か月ほどしかたっていなくて、みんな、途方に暮れていた時なのに、市民の手で復興にむけて動きだそうという壮大な計画だった。
鹿野さんは釜石の商店街で和菓子屋さんを営んでいた。そして、私が訪問したときに写真を撮ってくれた彼の仲間は写真屋さん。二人とも店を流され、すべてを失った被災者だ。
しかし、とにかく、前向き!
あとわずかな期間で、そんな計画が実現するのかしら…、と心配していた。
ところが、大震災からわずか一か月あまりの4月28日に、彼らは「岩手連携復興センター」を立ち上げたのだ。岩手中の町づくりや高齢者福祉など、さまざまなNPOなどに声をかけて。
前回、ブログで紹介した「三陸海の盆」を実現した「遠野まごころネット」のみんなもそうだけど、やってみせる、のだ。
私は東北の「底力」を見る思いだった。
私は、その後、岩手連携復興センターのメンバーとは盛岡などでも会合を重ねてきた。県にも協力要請をし、岩手県と連携復興センターのNPOと文字通り「連携」して仮設住宅の環境調査なども行ってきた。
今は「みんなの家」を作って、運営し、さまざまな企画を行っている。
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岩手連携復興センターの鹿野一彦さん、そしてみなさんと。
この夏、その鹿野さんたちを訪ねた私は、釜石復興商店街へ。
二階建てのプレハブ街。鹿野さんの和菓子屋さんも元気に営業している。
震災直後にどしゃぶりの中で私の写真を撮ってくれた写真屋さんを、突然訪ねてみた。お母さんと二人、「一日も休みません」と頑張ってらっしゃる。しかし、その言葉に苦しい現状が込められていた。
復興の道のりは長い。
町の復興、仕事の復興、そして心の復興と絆の復興。
これからも鹿野さんたちと連携し、政治レベルだけではなく草の根の活動にも取り組んでいこう。
とにかく、みなさん、東北へ行ってください。
ぜひ、釜石復興商店街や「みんなの家」に足を運んでね。
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