今夏は公共交通政策で全国を回ったが、最終地は北海道。札幌での会合に出席した後、各種NPOとの会合や石狩湾の市民出資の風車へも足を運んだ。
北海道グリーンファンドは、市民ファンドで作った風車で発電をするなど、先進的な取り組みを展開している。
理事長の鈴木さんと事務局次長の小林さんからレクチャーを受けた後、石狩湾の風車の現場へ。風車にはたくさんの市民出資者の名前が明記されていた。



続いて、石狩市にあるコミュニティ・カフェ「きずな食堂」でヘルシーなランチをいただき、有機野菜オーガニックファームはるきちでは、運営する小林さんが「農業楽しいよ」と迎えてくれた。おいしそうなホワイトとうもろこしを購入！


石狩市から札幌に移動し、NPO子育て支援ワーカーズ「プチトマト」へ。たくさんの赤ちゃんとお母さんたちの笑顔があふれていた。

札幌では、他にもたくさんのNPOを訪問した。
1998年に設立した「北海道NPOサポートセンター」は、個別ＮＰＯのサポート、地域ネットワーク形成に取り組む、全国でも先駆け的なNPOだ。
また、野外音楽フェスティバル「RISING SUN ROCK FESTIVAL」での環境対策活動をきっかけに誕生したNPO”ezorock”は、サイクルシェアサービス「ポロクル」を通して、まちづくりや社会に新しい仕組みを作り出す活動をしていた。
さらに、すすきのにあるシアターKINOは、市民出資によるNPO型の市民映画館として1992年にオープン。北海道に豊かな映画映像文化の環境を作っていくために、2004年に立ち上がったNPO法人「コミュニティシネマ札幌」の活動拠点にもなっている。

北海道NPOサポートセンター

NPO法人「ezorock」が運営するサイクルシェアサービス「ポロクル」

たった29席の「日本一小さな映画館」としてオープンした、市民出資のミニシアター「シアターKINO」
北海道は特にNPO活動が人々の暮らしにとけ込んでいる地域だ。
NPO法の改正も後押しとなり、NPOの存在はこれからもますます地域の活動や経済を活性化させる起爆剤となっていくだろう。
ぜひ北海道のさまざまなNPOを参考に、みなさんの地域でもユニークな活動を誕生させていってほしい。