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2014年3月28日 経済産業委員会

2014.3.28

議事録

本日、私は、福島第一原発周辺の海水や地下水に含まれるストロンチウムの誤計測があった経緯及び海水や地下水のサンプル採取、そして放射能の測定などがどういう体制でなされているのか、質問させていただきたいと思います。

今後、地下水バイパスでくみ上げた地下水を海に放出するとの計画ですが、その際に、漁民の皆様を初め国民の皆さん、近隣諸国の皆さんにとりまして、データの信憑性ということが一番基礎になっていて、そこが崩れてしまうと、一挙にこの計画も、たった一つの間違いがあったら崩れていくと思います。そういう意味で、過去の失敗をしっかり今後に生かしていただくためにも、一つ一つ経過をお聞きしたいと思っております。

本年の一月八日に、福島第一原発の海水や地下水に含まれるストロンチウムについて、昨年の六月から十一月までの半年分の、約百四十件の計測値を公表していないということが発覚いたしました。

これは、ベータ線を出す放射性物質全体の全ベータよりもストロンチウムの値が大きく、つじつまが合わなかったのでなかなか発表できなかったということだと承っております。

その後、二月の六日に、海側の観測用の井戸で、昨年七月に採取した水から、過去最高値となる一リットル当たり五百万ベクレルのストロンチウムが検出されていたということも、七月に検出されていたのですが、二月にそのことが明らかになっている。随分時間がかかっているんですね。

ここでえらく高いストロンチウムが観測されたので、これは間違っているんじゃないかということで、この一連の経過が進んでいると思われます。

というのは、当時、ストロンチウムを含む全ベータの値を一リットル当たり九十万ベクレルと発表していたわけですね。五百万ベクレルのストロンチウムという観測値が七月に出ているわけですけれども、もしもこれを参照して全ベータを推測するというか考えると、九十というのはあり得ない話で、一千万ベクレル前後になるんじゃないかと思われるわけです。誤計測の可能性がある。

実は私は、一月におかしいなというのが発覚する三カ月前の十月に、東電と経産省の方に来ていただいて、専門家の人と一緒にいろいろなデータの説明を受けていたんです。

このとき、ストロンチウムの値が公表されていないので、なぜなんだ、九十万ベクレルのはずがないんじゃないかとか、そこでも疑問に思って指摘させていただいていたんですね。

実は、私が指摘していたときにはもう誤計測だということがわかっていて、後でこれはわかるわけですが、どうしよう、どうしようと東電の中でやっていた時期にちょうど当たるわけですよ。

ですから、私たちが専門家の方も含めて見ても、これはちょっとおかしいよねと思ったようなことがなぜ、東電の計測で誤計測のようなことがあり、さらには、十月に私は部屋に来てもらって分析を聞いていたわけですけれども、そのときにどうしよう、どうしようとやっていたのに、いや、問題がないとか、時間がかかるんですとか、いろいろ言われていたのか、ちょっと怒っているわけですね。

そこで、まずお聞きしたいんですが、この誤計測の可能性を認識したのは七月二十四日と、後の報告を見たら出ております。そこから翌年一月八日に誤計測があったと公表するまで約半年かかっているわけです。その間に、私が来てもらって説明を受けたときもそうだったわけですが、どういう理由で半年かかったんですか。

廣瀬参考人

お答え申し上げます。

六月に海水から採取したサンプルが、先生御指摘のように、本来上回るべきでない全ベータの数字をストロンチウムが上回っているということで、これはおかしいということがありました。それを七月の二十四日、二十五日に。以降、これはまことにお恥ずかしい話でございますが、御記憶のとおり、昨年の夏、地下水から漏れたものが海に行っているのではないかということを発表して皆さんに大変御心配をおかけして、また八月には、三百トン、タンクの底から水を漏らすということもございましたし、その後、台風がたくさん来て、雨水が堰から漏れたり天井から漏れたりということ、この一連、かなり現場は大変な状況になりまして、そのたびにサンプル数がふえてまいりました。

したがって、そのサンプルをしっかりそれぞれ、一つ一つはかっていくということもあわせてやっておりましたので、おかしいと思った七月の末から、原因を究明するということに、これは甚だ申しわけございませんけれども、時間を要したということでございまして、先生のお部屋で御説明させていただいた十月のころはまさにそのてんやわんやの最中でございまして、そこにまで行くのに時間を要してしまったということでございます。

二月以降は、もちろん、新しいやり方、しっかりしたやり方で逐次、その間ございました百四十、それは六月から十一月までが百四十ですので、もうちょっと多いのでございますけれども、それを今鋭意、しっかりはかり直して、正しい数字で出して、それを公表しているというところでございます。

辻元委員

ちょうど夏にてんやわんやだったというお話なんです、大臣。てんやわんやであっても、誤計測はあってはならぬことですね。

ちょうどそのころ、安倍総理が、福島第一原発の海水、汚染水漏れはコントロールされていると、オリンピックを控えて発表する時期なんですよ。そして、夏にてんやわんやで、誤計測もあったと。

大臣には後でお聞きしたいと思うんですが、規制庁にお伺いしたいんですが、誤計測があるかもしれない、やり直さなきゃいけないという報告があったのはいつですか。

山本政府参考人

お答えいたします。

まず、誤計測そのものがあったという報告につきましては、今御指摘がありましたストロンチウムの計測については、装置の検出効率という一つの設定値の問題によりまして誤りがあったという口頭の報告を受けておりますが、これは二月の四日でございます。これは、東京電力と面談を行いまして報告を受けたものでございます。

それからもう一つは、全ベータといって、ストロンチウムを含みます全ベータの核種については、同じく二月の六日に東京電力と面談を行いまして……(辻元委員「ことしの」と呼ぶ)はい、ことしでございます。いずれもことしでございます。これは数え落としといいまして、検出効率が少し落ちるという要因によるものでございますが、そういうことで誤りがあったという報告を受けておるところでございます。

辻元委員

今、二月の四日ということは、昨年の六月から十一月までの百四十件で七月に気づいていたわけですよ。ところが、大臣、規制庁に報告しているのは二月の四日なんですよ、ことし。そうですね。誤ったデータがあったということが昨年七月にわかり、規制庁に報告しているのがことしの二月四日。こういう事態を、所管の大臣としてどのようにお考えですか。

茂木国務大臣

報告等々は速やかに行うべきだと思いますが、委員も御指摘のように、正確な数字等々について確認を行うということはより重要だ、こんなふうに考えております。

八月がてんやわんやであったという話でありますけれども、総理の発言は九月のことでありまして、これにつきましては、港湾内また外洋におけますモニタリング調査の結果をもとにしまして、汚染水の影響は制御されている、アンダーコントロール、このように発言されたと私は承知いたしております。