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2006年4月21日 安全保障委員会

2006.4.21

議事録

164-衆-安全保障委員会-7号 2006年04月21日

辻元委員

社会民主党・市民連合の辻元清美です。

きょうは、防衛庁設置法等の一部を改正する法律案の具体的中身について一、二お聞きしまして、この全体像、一体どういうことが目的で、今、特に日米の連携強化という発言がこの委員会でも多々出てきましたけれども、そうしますと、アメリカの米軍再編も含めて、一体どの方向に向かっている中でのこの法案の改正かということをお聞きしたいと思います。

まず、具体的なことでもう一度確認したいんですけれども、今回の改正の中身の一つに、施設行政に係る内部部局の企画立案機能の強化、十条関係ですね。それからもう一つ、先ほどからも議論されております中央即応集団、これは十条及び十二条の三関係だと思うんですけれども、これらの改正の一つの大きな目的が米軍との連携強化という認識でよろしいんでしょうか。

額賀国務大臣

これは全体的に申しますと、まず、施設庁と防衛庁との、きちっとした有機的な政策官庁としての展開をしていくということがあります。

それは、施設庁が米軍基地及び自衛隊基地に伴う周辺住民との調整、地域の発展のことを考える、一方で、防衛庁としては防衛全体、安全保障全体の関係を考えなければならないこと、その防衛政策との絡みをどういうふうにしていくかということ、日米同盟の言ってみれば運用とか連携をどういうふうにつくっていくか、機能的にしていくか、そういうことの絡みでもって組織の再編が行われているというふうに考えていただいて結構であります。

しかし、これは目的は、日本の国民と国家の安全と地域の安全保障体系を、きちっと基盤づくりをしていくということであります。

辻元委員

今、日本の安全保障のことをおっしゃったわけなんですけれども、果たして、今の米軍再編及びアメリカの世界戦略の中で、それだけで済むのかどうかという大局的なところもしっかり議論しなければならないと思います。

長官はアメリカを訪問されるということなんですけれども、私は以前からちょっとお聞きしたいことがありまして、アメリカがブッシュ・ドクトリンを出しましたね。ここのところ、やはりアメリカの軍事戦略というのは大きく変わってきていると思うんです。ですから、今、日米のことで御答弁もいただきましたけれども、このアメリカの軍事戦略、どういう方向に変わっているというように長官はお考えでしょうか。

額賀国務大臣

一つは、例のテロ事件を契機にいたしまして、従来型の脅威に対応する形から、やはり、敵が不確定、見えない敵に対していかに対応していくか、テロ対策だとか、あるいは大量破壊兵器にどう対応していくか、みずからの国を守ると同時に、地域の同盟国あるいは地域の安定、そういったことを念頭に置きながら戦略が練られていくものと思います。

その根底には、我々と共有している自由主義とか民主主義とか、そういう普遍的なもの、民主主義国家群をつくっていくことによって世界の安定を考える、人類の幸福を考える、やはりそういったものが底流にあるものと思っております。

辻元委員

今、不確定、見えないという御発言がありました。

私が懸念するところは、やはり世界じゅう戦場になってしまう可能性があるということについて非常に懸念しているわけですね。

その中で、特にアメリカの軍事戦略の中で、先制攻撃を辞さずという姿勢を明確に打ち出したこと。特に、ことしに入ってからのアメリカの軍事戦略の中でも、イラク戦争の、大量破壊兵器が見つからなかったということがございましたので、不確定要素がある場合も先制攻撃を認めるのかというところが焦点になっていたと思うんですが、不確定要素があっても先制攻撃を認めるという方針です。

これについて、私は、大きな懸念と、この方針はおかしいと思っておるんですけれども、長官、率直に、この方針、いかがでしょうか、日本として認めるんでしょうか。

〔岩屋委員長代理退席、委員長着席〕