北原政府参考人
私どもといたしましては、もちろん普天間代替施設の機能、そこで果たす役割、それから、例えば、これまで私どもが政府案で示してまいりました沿岸案というのがいわゆる大体百三十ヘクタールと申しておりましたが、それよりはV字形になることによって若干大きくはなるだろう等々の御説明をさせていただいているところでございます。
いずれにいたしましても、現時点におきましては、具体的に何ヘクタールになるといったことをお示しすることは難しいということは御理解いただきたいと思います。
ただ、先生、全くあらあらの数字で、私どもが念頭に置いております数字をあえて申し上げれば、今、今回のV字案は陸上と海を一部使います。陸上につきましては大体四十ヘクタールくらいになるのではなかろうか、海には大体百四十ヘクタール、トータルで百八十くらいにはなるのではないかと思っておりますけれども、これは全くのあらあらの数字でございまして、まだ確たる数字ではございません。
辻元委員
実は、地元の中には漁協の皆さんも入っています。この大浦湾というところは、非常にいろいろな魚がとれるきれいな湾なんですね。ちょうど湾の中を海流が対流しますので、非常に魚の水揚げもいいわけです。そして、いつも澄み切った水です。そこを、今百八十ヘクタールとおっしゃいましたけれども、埋め立てをするとなること自体、中の対流をとめてしまう。そして、大浦湾の入り口には大きなサンゴ礁があります。環礁があるんです。ですから、大型艦船が入るとすればこのサンゴ礁はつぶさなきゃいけないというような、環境面でも前の案よりもこれは深刻な事態だと思います。
今時間が参りましたので、この点については引き続き追及していきたいと思いますけれども、これで地元の理解が得られていると私も理解できないです。地元の人はもっと理解できないですよ、何を聞いてもわからないでは。
ですから、引き続き本委員会を、委員長、ぜひ来週も再来週も開いていただくことをお願いしまして、終わります。
浜田委員長
理事会で協議させていただきます。
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後四時十分散会