つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

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2009年2月23日 予算委員会

2009.2.23

議事録

与謝野国務大臣

今やれば皆様方が勝利すると思われているからそういう主張をされるのか、あるいは、本来そろそろ解散の時期であるべきだというふうにお考えなのか、また、ほかにいろいろお考えがあってのことか、どの立場で辻元先生がそういう質問をされているかわかりませんので、なかなかお答えしづらいということでございます。

そして、一連の質問は、ぜひ、私にではなく麻生総理にしていただけないものかなということを思っているわけでございます。

辻元委員

残念ながら、きょうは総理がいらっしゃらないので。

私は、ねじれ、ねじれと言われますけれども、衆参のねじれじゃなくて、政権と国民のねじれだと思うんですよ。ですから、そこを解消しない限り、私は、与謝野大臣は非常に御見識も御能力もお持ちで、どこが政権をとっても迎え入れたい人だと思いますよ。私たち野党がとっても、ぜひ来てくださいと。違いますか。しかし、土台が、国民の手で選んだというところがないから、大臣が一生懸命三つ兼任して走り回って頑張られても、届かないですよ。

それで、もう一つ私、一度大臣にお聞きしたいと思っていたんです。これは一般論でも結構なんですけれども、やはり政治には緊張感が必要ですよね。やはり政権交代がある国の方が、私は政治がしっかりすると思うんですよ。いかがですか。

与謝野国務大臣

政権のありようというのは国民の御選択なので、どういう政権がいいか。我々は、自民党、公明党の与党としては今の政権を続けたいと思うのは自然な気持ちですけれども、しかし、それは自分たちの考え方であって、最終的には国民の御選択にゆだねる、それが本来の民主主義だと思っております。

辻元委員

国民の御選択にゆだねるとおっしゃって、きょうは、政権は国民が選択するものという御発言もされました。

この間、いろいろな人が参加意識を持って、自分も一緒に日本の経済を立て直す、いい国にしていくんだという参加意識を持ってということも強調されています。その参加意識の基本がやはり自分たちの手で選んだということだと思うんです。この間、麻生総理の政策は御立派だとおっしゃるわけですけれども、国民を締め出してきたわけですよ、総理大臣を決めるのに。国民を締め出して、自分らだけで席がえをやってきたわけです。そこが根本の問題ですよ。

ですから、私は、きょう総理はいらっしゃいませんけれども、与謝野大臣は今かなめになっていらっしゃいますので、そこの御認識をしっかりお持ちだと思いますけれども、うんと首を振られたんですか、そこの御認識を深めていただきたいと思いますが、いかがですか。

与謝野国務大臣

間接民主主義というのはこういうものであるのでございます。

辻元委員

苦しい答弁だと思うんですが。

政権がかわると政策が変わる、これは当たり前だと思います、どこの国でも。オバマ政権でも変わっておりますね。ですから、経済政策も基本の理念が変わる。きょうは外交もやりたいので、一たんちょっと外交に移りたいと思います。外交の政策も変わって当たり前だと思います。

そこで、先日、ヒラリー・クリントン国務長官がいらっしゃったときの、在沖縄アメリカ海兵隊のグアム移転に係る協定について、これを例にとって、政権がかわったら政策が変わり得るのかということをちょっと議論させていただきたいと思います。

これは、日米のロードマップがありましたけれども、これの確認だということで、今こちらに協定を持っておりますけれども、一つは、グアムに海兵隊が移転するときの費用負担の問題、そして、グアムに移転する以前に、普天間の基地の移設を、辺野古沖に基地をつくるということに実質的な見通しをつけるという、それを全部パッケージで協定にしたという理解でよろしいですか、外務大臣。