辻元清美 official website

News

2013年6月3日 決算行政監視委員会

2013.6.3

議事録

辻元清美です。

きょうは、決算行政監視ということで、私は、行政監視という立場から、この数日、週末からもまた慰安婦問題について国際的に議論が出ておりますので、行政の答弁などの継続性ということを再点検させていただきたいと思っております。

といいますのは、先週の金曜日、五月の三十一日に、ジュネーブでの国連の拷問禁止委員会で、旧日本軍の慰安婦問題で日本に対して勧告がまとめられました。これは、国会議員を含む政治家や地方政府高官によって事実を否定する発言が続いていると批判し、その後なんですけれども、日本政府が直ちにとるべき対応として、当局者や公的人物による事実の否定や、それによって被害者を再び傷つける行為に反論することを挙げられております。

また、昨日は、TICADで来日されております国連の事務総長が、これは橋下徹大阪市長の一連の発言についてですが、批判をされる。

さらには、先日、アメリカの知日派のアーミテージ元国務副長官も、安倍政権は右翼のナショナリスト政権と思われていると、日本をおもんぱかって、警鐘を鳴らしているわけです。

このアジアとの関係、そしてアメリカとの関係だけではなくて、国際的に非常にまだこの火種は消えておりませんので、きょう、官房長官、関係大臣に、しっかり打ち消すところは公式の場で打ち消しておいていただいた方がいいのではないかという観点で、行政監視の立場で質問をさせていただきたいと思います。

まず一点。官房長官、事実関係なんですが、実は先日、三月八日、予算委員会で私、安倍総理と慰安婦をめぐる質疑をしたときに、前回の安倍政権でもこの問題が国際的にさまざま非難決議などが出されたことを引き合いに出しまして、ブッシュ大統領との会談で安倍総理が慰安婦問題について言及されたと思うがと私が質問いたしましたことに対して、びっくりしたんですけれども、安倍総理が私に、「今、事実関係において間違いを述べられたので、ちょうどいい機会ですから、ここではっきり述べさせていただきたいと思いますが、ブッシュ大統領との間の日米首脳会談においては、この問題は全く出ておりません。」と答弁されたわけです。

しかし、外務省や首相官邸のホームページでも、この会談で慰安婦問題が取り上げられ、そしてブッシュ大統領との間で話し合われたことが、既に公式に出ておりました。

これに対して質問主意書を出して、安倍総理の答弁が間違っているということを確認させていただいたと思いますが、正式な国会の場でも御答弁を官房長官からいただきたいと思います。このときの、全く出ていないという安倍総理の御発言は、事実誤認であったということでよろしいですか。

菅国務大臣

事実関係でありますけれども、総理が、議会において慰安婦問題の話をした。ブッシュとの会談の中で、慰安婦の問題について、昨日、議会においてもお話をした、自分は元慰安婦の方々に、人間として、また総理として心から同情するとともに、そうした極めて苦しい状況に置かれたことについて申しわけないという気持ちでいっぱいであると述べた、議会でこういう発言をしましたと、そのことをブッシュ大統領に話した。そういうことが事実だと思います。

辻元委員

ということで、ブッシュ大統領との会談でもやはりこの問題を取り上げたということなんですよ、官房長官。官房長官も記者会見で、これははっきり言えば間違いだったということをお認めになったと思います。外と中での言うことを変えたら、ダブルスタンダードだと思われるわけですよね。

ですから、小野寺防衛大臣にお聞きしたいんですけれども、小野寺防衛大臣がシンガポールで、おととい、六月一日にアジア安全保障会議で講演をなさいました。これはやはり、歴史認識についての日本に対するさまざまな誤解についても、はっきりと日本の立場を示しておかなきゃいけないということも一つ趣旨にあったかと思います。

その中で、小野寺大臣が、さきの大戦でアジア諸国の人々に多大な損害と苦痛を与えた、歴代内閣の立場を引き継ぐものであるということを言及されたと聞いております。この歴代内閣の立場を引き継ぐというのは、これは村山談話や河野談話を引き継ぐということも含むと認識してよろしいでしょうか。

小野寺国務大臣

御指摘のシャングリラ会合でありますが、これは、アジア太平洋地域のほか欧州の国防大臣等が参加して、地域の安全保障情勢やそれぞれの国防政策等について意見交換を行う国際会議ということであります。各国の国防当局の相互理解と信頼醸成を図る重要な機会であると思っております。

御指摘ありましたように、私はその会議におきまして、国益の防衛、紛争の予防というテーマでスピーチを行いました。ここで行いました内容というものは、今委員がお話しされたように、官房長官を初め安倍内閣が累次にわたって答弁をしている内容、そのことについて紹介をさせていただいたことであります。

辻元委員

今問いましたのは、ちょっと改めて問いますが、これは歴代の内閣の立場ということですから、村山談話や河野談話を踏襲しての御認識での発言ということでよろしいでしょうか。防衛大臣としての発言です。

小野寺国務大臣

安倍内閣の歴史認識、私は内閣の一員でございますので、その認識としての立場ということで、官房長官から累次の場でお答えしておりますが、これまでの歴代内閣の立場を引き継ぐ考えということであります。