つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)つじもと清美 公式 参議院議員 立憲民主党(全国比例代表)

活動報告・国会質問・質問主意書

4. ジェンダー・男女平等編|つじもと清美が答える、みんなからの「これおかしくない?」

2022.5.31

 

今回は、みなさんからお寄せいただいた声のうち、ジェンダー・男女平等について、辻元の今考えていることを返答いたします。

①「女性に対する差別がひどい」という声をたくさんいただきました。

社会にはびこる女性差別や女性蔑視で被害を受ける方、正当に扱われないで理不尽な思いをしている方がたくさんいます。

「女性の賃金格差の解消をお願いしたい」、「どうして医大に入るのに男女で難易度が違うのか、どうして結婚して姓を変えるのは女性ばかりなのか、どうして毎日毎日女性をターゲットにした性犯罪が起きるのか、どうして性犯罪者を擁護するような言説がまかり通るのか」、「私は結婚して自分の姓を失い、不妊治療(保険適用前)で仕事のポジションを失い、育休中の今、さまざまな手続きが夫の名前で行われるのに、さまざまな負担は私が負っています」などと、女性であるがゆえに、不当に扱われていることへのやりきれない思いがたくさん寄せられました。

私は、同一価値労働同一賃金を法定化するように努めるとともに、セクハラ、マタハラ、パワハラなどあらゆるハラスメントを禁止するとともに、防止のための職場環境を整備します。さらに、女性差別撤廃条約の選択議定書を批准し、ジェンダー不平等な法制度を見直し、ジェンダー平等を実現するための法整備を進めます。

【みなさんから届いた声】

    1. 女性の賃金は平均的に低く、子供を進学させるのは至難の業です。大学まで学費無料で国が手厚く次世代を育てるべきです。
    2. 女性の賃金格差の解消をお願いしたいです。
    3. 派遣だからという理由で雑務しかさせてもらえず、派遣差別をたくさん受けてきました。そんな世の中、おかしい。と思いつつ自分のスキルアップのために正社員を目指し、転職活動をしていたのですが、学歴や経験がないこと、女性という理由で、ことごとく落とされ、結局また派遣として働くことになりました。これ以上お給料が少なくなっては、本当に路頭に迷ってしまいます。
    4. 仕事→『女性だからお茶汲みの機会多いだろうし』と私だけ同期の男性より長時間マナー研修を受けさせられた。家庭&社会→男が偉そう。偉そうなのに何もしない上に、なんか卑屈。社会の被害者面で不貞腐れている。
    5. なんかもうめっちゃ普通の話なんですけど、女に生まれただけで賃金格差があるのがマジで納得いかないので早めになんとかならんかなと毎日思ってます。これが「普通の話」になっちゃうのなんか嫌だな。
    6. センター前日「痴漢祭り」と毎年騒がれ(これ自体は「やばい」男がいるということですが)痴漢防止アナウンスを求められた複数の鉄道各局が「男性利用者からクレームが来るからできない」と言ったこと。日本社会は飛んだ男による女性蔑視が横行し、社会もそれを容認する風土があると思います。
    7. 私は結婚して自分の姓を失い、不妊治療(保険適用前)で仕事のポジションを失い、育休中の今、さまざまな手続きが夫の名前で行われるのに、さまざまな負担は私が負っています。仕事復帰後も、女性が時短勤務するのが当たり前のような社会の流れです。私たち女(男も)正しい性教育を受けないまま育ちます。日本に今早急に必要なのは、女性の地位向上だと確信しています。勤労婦人福祉法が制定されて、もう半世紀が過ぎました。進むのが遅すぎます。
    8. 韓国側から慰安婦の訴訟が起きているのに現政権はもちろんですが、野党からも提言がされないのは問題があると感じています。それゆえにジェンダーギャップ指数156カ国中120位。性的搾取が日々深刻となり、男社が壁となり政策を叶えられない大元になっていると思います。日本の加害の歴史に向き合うことがヘイトスピーチ規制につながるとも思います。
    9. 男性の立場と女性の立場があまりにも平等からかけ離れている日本の社会はおかしいです。どうして医大に入るのに男女で難易度が違うのか、どうして結婚して姓を変えるのは女性ばかりなのか、どうして毎日毎日女性をターゲットにした性犯罪が起きるのか、どうして性犯罪者を擁護するような「あなたの服装が悪いんじゃないの?」「自衛が足りなかったんじゃないの?」「相手の人の人生もあるんだから」という言説がまかり通るのか、、、社会のありとあらゆるところに女性に対する偏見が見受けられます。妊娠したことを誰にも相談できずにいた母親が1人で出産した赤ちゃんを遺棄して逮捕されるという悲しいニュースを時々耳にします。(子どもには何の罪もなく、遺棄すること自体はもちろん罪に問われることですが、、、)どうして母親だけが逮捕されるの?父親はどうして罪に問われないの?父親はその時何をしていたの?と多くの疑問が残ります。現状の社会はとても女性にとって安心して暮らせる社会ではありません。どうか少しでも多くの女性が安心して暮らせる社会になることを望みます。
      仕事を探しているとき、女性が働きやすいとうたっている会社は、必ず求人広告に「産休・育休が取れます」ということを女性に向けたアピールとしていました。産休・育休は男性だって取れたほうがいいだろうと思いますし、女性でも結婚しない子供を産まないという選択をとる人もいます。女性は結婚、出産するという前提で求人をすること、仕事を割り振ることが無くなってほしいと思います。また、働いていても、女性は家事育児があるという前提で仕事を割り振られています。そして家庭のある男性は遅くまで残業しています。
    10. おじさん優位の社会はもう結構!
    11. いまだにジェンダーギャップがあり、男性も女性も自分や家庭を大切にしながら働き続けられない現状。ディーセントワークをすべての人に。
    12. 妊娠出産の可能性からか?女性の方が当然給料が低いこと。女性というだけで妊娠出産で強制的にキャリアが絶たれること。男性が育休が取りづらく、子育てのサブかのように扱われていること。いつまでたっても同性婚が実現しないどころか、寄り添う姿勢すら見せない政府。
    13. 世帯主(主に男性)を要する戸籍制度も見直す時期に来ているのではないでしょうか。女性活躍…ひいては(男女問わず)誰もが輝けるような社会の実現を目指すなら、家父長制に基づく制度は見直すのがよいと思われます。夫婦別姓問題にも通じますが、戸籍制度にある世帯主の考え方は、「主」が存在することで、その他は従属するものという認識を生みます。現実の社会では、世帯主の多くは男性です。家庭の共同代表のはずの妻は、「外(ほか)」の扱いです。また、「戸籍」があるが故、結婚も離婚も女性側に生じる不利益の方が男性のそれより大きく思われます。「マイナンバー」を導入するなら、諸外国と同様、戸籍(世帯主云々)ではなく個人を識別するような制度にすべきだろうと考えます。
    14. 社会に家父長制が蔓延っていて辛い。
    15. 社会では、子ども熱を出したり休園になって仕事を休むのは女性。男性は子どもが検査対象になっても出勤させられる。25年働いても入ったばかりの男性社員はすぐに昇格し、女は昇格できない。少子化だ子育て政策だと言いながら、働きながら育てられるようになっていない。家事育児介護、全て女性に押し付けて、会社でもフルパワーで働けと?
    16. 両親とも働いているが、家庭内のことは全て母親がやるのが当たり前と認識されているのは、あまりにも不公平だと思う。
    17. 仕事を休みにくい雰囲気が,どうにかならないかと思います。忌引きで1週間休むのは誰も文句を言わないのに,持病・介護・育児・不妊治療など,その他の事情では休みにくいです。結局,女性がキャリアを諦めるしかないケースが多いように感じています。

②「女性の生活を支える基盤が不十分だ」という声をたくさんいただきました。

社会では「女性の活躍を促進する」という言葉がもてはやされています。しかし、そのための女性の生活や活躍を支える基盤の議論は、まったく放置されたままです。

「生理用品が税率10%なこと。なくなって買い足す度、理不尽を感じる」、「高齢者のオムツや尿取りパッドには助成金が出ます。生理用品にも税金をかけない、生活困窮世帯へクーポンを配るなど、助けが必要だと思います」、「バイアグラがスピード認可・保険適用なのに経口中絶薬は遅々として進まず保険適用外予定であること」、「離婚後男性が養育費を払わなくなるケースが8割を占めるのに、しっかり徴収できるシステムがない」など、たくさんの理不尽を感じるという声をいただきました。

生理の貧困や女性ならではの医療・保健の問題に関しては、立憲民主党はすでに、「経済的な理由で生理用品が買えない女性に対し、学校での支給などを含めて支援」を行うことを提案していますが、より女性の生活・活躍支援という視点から、支援の拡充を求めていきます。アフターピル(緊急避妊薬)を処方箋なしで薬局で購入できるようにし、セーフアボーション(安全な人工妊娠中絶)のため、経口中絶薬が速やかに承認されるようにします。

また、養育費は子どもの成長発達のために必要で、子どもの権利として位置付けるべきです。養育費支払いの履行を促すとともに、行政機関が一時立替を行う諸外国の例を踏まえ、養育費立替払制度など公的関与の拡大を進めます。

【みなさんから届いた声】

  1. 最近やっと不妊治療が保険適用になりましたが、妊娠や中絶に関わる問題がまだ保険適用外です。生理用品は値段が高く、少女たちの整理の貧困を招いています。
  2. 生理の貧困も問題になっています。ナプキンが買えず、不衛生て危険な状態を我慢している子供や女性たちがいるそうです。学校のトイレにナプキンを置いてください。高齢者のオムツや尿取りパッドには助成金が出ます。生理用品にも税金をかけない、生活困窮世帯へクーポンを配るなど、助けが必要だと思います。
  3. 低容量ピルが高すぎる。この間ピルをヤーズフレックスに変えました。月経困難症の診断が出ていて、保険適用のはずなのですが、1ヶ月分で3000円を超えました。これでは3ヶ月分の時にはいくらなのか、継続して使用できるのか、不安でいっぱいです。ピルを服用していても、痛み止めがないと生活できないくらいなので、ピルがなければ毎月仕事に支障が出て生理休暇をとることになってしまいそうです。男性の不妊治療用バイアグラは安いのに、どうして低容量ピルはこんなに高いんですか?
  4. 生理用品が税率10%なこと。なくなって買い足す度、理不尽を感じる。生理のある人にとって生理用品は必需品で、無くては生活が立ち行かないことは常識であるはずなのに、なぜ避けようのない差をつけられるのか、ずっとものすごく不満。男性ばかりが力を持つ社会が続いてきたことの弊害の一つではないかと思う。
  5. バイアグラがスピード認可・保険適用なのに経口中絶薬は遅々として進まず保険適用外予定であること
  6. 私は、認知・養育費についての調停を終え裁判に移行した、未婚のシングルマザーです。このような状況に置かれている女性がもの凄い人数いらっしゃいます。昨年のクリスマスに生まれた息子の父親は、弁護士からの通知も裁判所からの通知も無視して調停に現れませんでした。そのためこれから裁判の手続きに入りますが、子育てをしながらの裁判はかなりのストレスがかかっていて気持ちが限界です。このような男性に対して、海外の各国では行政が養育費の取り立てを行ったりアメリカでは運転免許停止などの措置もあります。日本に暮らす私たちは子育てをしながら弁護士に依頼をし裁判をしてその費用も持たなくてはなりません。そのため泣き寝入りをして認知も養育費も諦めている方がほとんどです。必死で裁判をして認知の審判が下ったとしても強制認知となるだけで、逃げ回って女性を苦しめたことに対する処罰がないことが本当に疑問です。厳しい処罰が設定されているだけでも、そもそも逃げる男性が減ると思います。
  7. 女性の一人暮らしだと65歳以上には「事故物件になるから」と言って部屋を貸してくれる大家さんが少なくなります。貸してくれると思ったら風呂なしトイレ共同の建て替えが必要な部屋だったりします。日本は公共の家が少なく、家を買う力のない人は住む場所がなくホームレスになる可能性が高いです。住む場所が自己責任なのはおかしいと思います。
  8. 私は独身でマンション住まいなのですが、管理組合の役員が数年で回ってきます。その集会が必ず週末昼間、サービス業で平日週一休みの私は参加不能です。仕事も休めません。前回、管理人には事情を伝えてありましたが住人から文句を言われ罰金制にとの意見も。今年も役が回ってきました。今の世の中、単身世帯が最多なのに、平日休みの少数派は住まいも追われるくらい肩身が狭いです。独身で土日祝も働く女性には住む権利もないのかと悲しくなります。
  9. 経口中絶薬が世界のスタンダードから離れた価格になりそうなこと。
  10. 生理用品の無償化!最低でも軽減税率適用。生理で満足に働けないうえに毎月の出費。ただでさえ安い女性の給与なのに。公共施設や学校での配布ではなく、生理用品の無償化!
  11. 日本の産婦人科医療は全面的に高額であり、女性の健康と尊厳を守れず、医者の利益を守るものになっている。金がないため、または母体保護法の「配偶者同意要件」のために中絶を受けられなくなり、公共トイレなどで子供を生み落として罪に問われる若い女性たちが出ていることがあまりにやりきれない。日本の産婦人科医療にまつわる法も制度もおかしい!
  12. 緊急避妊薬が市販されないこと・安くならないこと、
  13. 望まずにシングルマザーになった人に手厚い保護を。そして、相手から養育費を。遺伝子検査でわかるんだから。
  14. 離婚後男性が養育費を払わなくなるケースが8割を占めるのに、しっかり徴収できるシステムがないこと。小さな子供を育てるシングルマザーが非正規雇用で不安定な収入で子育てしている。コロナ自粛などで雇用や収入を奪われている人が多いということ
  15. 最近やっと不妊治療が保険適用になりましたが、妊娠や中絶に関わる問題がまだ保険適用外です。生理用品は値段が高く、少女たちの整理の貧困を招いています。
    生理の貧困も問題になっています。ナプキンが買えず、不衛生て危険な状態を我慢している子供や女性たちがいるそうです。学校のトイレにナプキンを置いてください。高齢者のオムツや尿取りパッドには助成金が出ます。生理用品にも税金をかけない、生活困窮世帯へクーポンを配るなど、助けが必要だと思います。
  16. 低容量ピルが高すぎる。この間ピルをヤーズフレックスに変えました。月経困難症の診断が出ていて、保険適用のはずなのですが、1ヶ月分で3000円を超えました。これでは3ヶ月分の時にはいくらなのか、継続して使用できるのか、不安でいっぱいです。ピルを服用していても、痛み止めがないと生活できないくらいなので、ピルがなければ毎月仕事に支障が出て生理休暇をとることになってしまいそうです。男性の不妊治療用バイアグラは安いのに、どうして低容量ピルはこんなに高いんですか?
  17. 女性支援といって行われるものがほとんど『母親』支援ばかりで、1番貧困率の高い単身女性は社会の調整弁のまま、使い捨てにされていること。

③「同性婚や夫婦別姓がいっこうに進まない」という声をたくさんいただきました。

夫婦別姓が政治のテーマになってから長い年月が経っています。世界では夫婦別姓は当たり前。また、同性婚も世界ではどんどん当たり前になってきています。

「選択的夫婦別姓制度、LGBTQなど、ただ個人がその人らしく生きることがなぜこんなにも難しいのか」、「夫婦別姓の実現を早くしてほしい」、「40歳を過ぎ、ついに結婚する事になりました!人生の伴侶が見つかった事はとても嬉しい!けれど、自分が今まで40年間使ってきた名前を捨てる事はとても悲しいです」という声をたくさんいただいています。

民法を改正し選択的夫婦別姓を導入します。また、性的指向や性自認(SOGI)による差別について、①行政機関等による差別の禁止、②雇用の分野での差別の解消、③学校等での差別の解消等の施策、を盛り込んだ「性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律」(LGBT平等法)を制定するとともに、同性婚を可能とする法制度の実現を目指します。

【みなさんから届いた声】

  1. 同性婚の法制化と選択的別姓がいまだに進まないこと。
  2. 選択的夫婦別姓制度、LGBTQなど、ただ個人がその人らしく生きることがなぜこんなにも難しいのか、と考えるにつけ悲しくなります。女性として、働くこと、出産、育児など、将来のことを考えると憂鬱になります。
  3. 私の子供は(成人してます)トランスジェンダーでゲイです。今は同性婚について本人達は考えていないようですが、結婚したいと思った時に結婚する権利すら無い事が親としては悔しく悲しいです。
  4. 婚姻制度 なぜ苗字をひとつにそろえなければならないのか。ひとつの家という単位は家業があって、それを継ぐ必然性があったからこそ成り立っていたはずなのに、今この社会でひとつに揃える方が不都合が多い。日本でも自治体によっては同性のパートナーシップ制度が導入されつつあるが、これを同性異性に限らず、パートナーシップ制度として、そのときに一緒に住みたい友人や、一人で暮らしているが、もしものことがあったときの保証人のような形で登録しておくことができればどんな人もとても暮らしやすくなるのではないか。
  5. LGBT・ジェンダー問題。選択的夫婦別姓が実現しない、同性パートナーシップ制度や同性結婚、準婚制度がない。
  6. 性別違和を覚える人が行く病院(ジェンダークリニック)が山口県にはありません。一応泌尿器科等で受け付けはしているみたいですが、専門ではないので知識や配慮はあまり期待できません。地方とは自分らしく生きられることが制限される場所だと思います。
  7. 同性婚が認められないこと
  8. 夫婦別姓の実現を早くしてほしい!!
  9. 戸籍法(民法親族規定)は親、年長者の権利だけを保障し子、年少者の権利は無いに等しい典型的な縦支配の奴隷制度。こんな悪法がある限り個人の尊厳も自立も選択的夫婦別姓婚も同性婚も実現しない。合わせて財産相続制度も廃止するべき。推定相続人排除をちらつかせ世帯主が家族を従わせる道具であるしまた社会保障を劣悪なままにしておける資本家優遇制度である。
  10. 世の中がこれほど高らかにSDGsや多様性を謳いながら、同性婚、選択的夫婦別姓が実現されないことが心から残念です
  11. 40歳を過ぎ、ついに結婚する事になりました!人生の伴侶が見つかった事はとても嬉しい!けれど、自分が今まで40年間使ってきた名前を捨てる事はとても悲しいです。これまで培ってきた自分自身を否定される気がします。どうして結婚したら旦那の姓を名乗らないといけないの?夫婦別姓を選ぶ権利もなく強制されるのはなぜですか?
  12. 同性婚ができないのはおかしい、選択的夫婦別姓が実現できないのもおかしい
  13. 夫婦別姓など、おかしな風習に与党幹部がしがみついているために変わらないことがたくさんある。
  14. 選択制夫婦別姓の問題(「なんで選択制なのに反対する理由があるの?!」)
  15. 同性婚と選択的夫婦別姓がいつまでも実現しないこと、
  16. 結婚制度自体が男尊女卑の温床のように思う。対等なパートナー制度が新設できたら良い。

④「女性議員が少ない。女性の社会参加が進まない」という声をたくさんいただきました。

日本の社会はまだまだ男女の差別がたくさん残っています。とりわけ、国会や会社の役員など、決定権を持っている機関での女性の比率が低いのは問題です。決定権のある場に、女性の代表がいなければ、当事者の視点にたった決定ができないからです。

「今どき22卒でさえ起こる就活の性差別、女性管理職の少なさ」、「男が社会を仕切ってる。政治の世界はもちろんだけど、会社、学会、町内会までも」、「女性の政治への活躍度が他の先進国に比べてかなり低く、その為に生きづらい社会になってしまっている事です」といった声をたくさんいただきました。

国政選挙においてクオータ制を導入し、男女半々の議会「パリテ」の実現を目指します。また、男女共同参画社会基本法のもと各次の男女共同参画基本計画が実効あるものとなるよう、内閣府や男女共同参画会議等による監視体制を強化し、重点方針を中心に各省での予算の金額や執行状況などをフォローする体制を作ります。

【みなさんから届いた声】

  1. とにかく女性議員をもっと議会に送り込まなければ。これは候補者の男女を問わないのだが、議員に立候補するために、また議員活動期間中も休職扱いにでき、議員の身分から離れたら元の職場に戻れる制度を整備すべきなのかも。
  2. 今どき22卒でさえ起こる就活の性差別、女性管理職の少なさ。
  3. 男が社会を仕切ってる。政治の世界はもちろんだけど、会社、学会、町内会までも。日本の社会を見てて、いつの時代のこと?て思う。
  4. PTAって女性ばかりなのに会長だけ男性なことが多いのおかしくない?
  5. 勤務先でも、業務の問題やハラスメントを改善できず、目を背ける男性の多さに驚きますが、政治も同じです。政治に多くの女性を参加させずにいたことが、今の日本の没落の原因のひとつだと思っています。辻元さんや野党の女性議員がツイッター等でネトウヨや男性達から嫌がらせを受けているのが、本当に悔しいです。強い女性でなくても、政治に参加できるようになってほしい。日本に広がった貧困を食い止めて欲しい。近代社会らしく、皆が安心して暮らせる世の中になってほしいです。
  6. やはり女性の政治への活躍度が他の先進国に比べてかなり低く、その為に生きづらい社会になってしまっている事です。具体的に言いますと、私自身の経験とその他の人達の話ではありますが、現在DVやストーカー女性が被害になる事が多い中、DV防止法等の連携体制で対応する法律があるものの、縦社会の日本ではまだまだ自分も含めて、被害者が救われない、安全と安心の確保がないといった事が現状である様に思います。
  7. 就職活動の時に、女性ばかりライフイベントを考えて仕事との両立を機にしないといけないのはおかしい。
  8. 私はひとり親で3人の子育てをしていますが、なかなか市役所に声が届かないので議員を目指そうと思いましたが議員になるためへの壁が高い。現在、女性議員は1人だけで、よく男性議員が私から話を聞いて自分の質問にしていますが、どうしても私の話した内容と微妙に意味が違い、必要な支援や仕組みは「わかっている」と口だけの人だけではなく、経験をし、ひとり親だからこそ「わかっているし、わかろうとしている」がなるのが早いと本気で思っています。わかった気でいる人に任せても何も変わらない。
  9. 男社会。名刺を渡せどもらえない。
  10. 職場の上層部にも同じポストにも女性がほとんどいない。それによる不利益が必ずあり、政治も自治体も企業も研究機関も一定割合上側に女性を義務付けるべきだと思う。
  11. ジェンダー平等で2点が突破口となる。企業には限界があるから、公的機関と国と地方の議会に男女半数になる制度を導入すること。もう一つは、戸籍は残してもいいから、選択的夫婦別姓を実現すること

⑤「性教育が不十分だ」という声をいただきました。

日本での性教育が不十分なことが、女性の権利や自己決定権を損なう事態を引き起こしています。

「子どもたちが性犯罪の加害者にも被害者にもならなくて済むよう、人権教育としての性教育を義務教育内で受けられるようにしてほしい」、「包括的性教育もちゃんとやって!」という声をいただいています。

性的な行動において、本来の自分の意思に基づいた自己決定ができるよう、教育機関での性教育を進めていきます。望まない妊娠や中絶を減らし、また性犯罪の被害や加害を防ぐため、男女ともに年齢にふさわしい性教育を行います。

【みなさんから届いた声】

  1. 包括的性教育もちゃんとやって!道徳を教科するより、人権を!女の子がいると教育がめっちゃ気になる。
    子どもたちが性犯罪の加害者にも被害者にもならなくて済むよう、人権教育としての性教育を義務教育内で受けられるようにしてほしい。

⑥「痴漢被害、セクハラをなんとかしてほしい」という声をいただきました。

痴漢やセクハラなど、女性が安心して暮らしていけない場面は、問題視されているにもかかわらず、十分な対策が打たれていません。

「何十年経っても痴漢は電車、バスで若い女性や子供たちを苦しめています」、「女性利用客は公共交通機関の車内で、セクハラを受けているのと同じ。昔から不快感を我慢させられているのは女性側です」という声をいただいています。

痴漢は犯罪であり、国として痴漢対策に取り組むよう、関係省庁、鉄道会社等の連絡協議会を設置し、具体的な施策を検討します。また、痴漢抑止バッジ、ポスター、女性専用車両の増設など痴漢を防止する効果のある方策について、民間団体、鉄道会社等と連携し、開発します。

アダルトビデオ(AV)やいわゆるJKビジネスによる女性・子どもの被害防止、被害者救済・支援、加害者取り締まり等のために、実態把握を進めます。既存の法制度を適切に運用・周知するとともに、包括的な法整備を含む必要な改善策を検討します。

【みなさんから届いた声】

  1. 痴漢の問題。何十年経っても痴漢は電車、バスで若い女性や子供たちを苦しめています。電車内の防犯カメラ設置、ホームや電車内での痴漢撲滅ポスター掲示、痴漢をきちんと法で裁くことを求めます。
  2. いま40代の私が子どもの頃から続く電車での痴漢、これ未だになくならないのおかしくないですか?
  3. 公共機関(札幌市営地下鉄)の車内に、エステ会社の広告宣伝写真(女性タレントのローザの下着姿)が掲載されていることに、交通局(担当課)へ抗議の電話をしました。担当者から「抗議の電話はあなた一人、他都市でも問題になっていない。下着姿が市の規約に違反していないこと自体が不適切判断だと、さらに抗議しましたが、相手にして貰えませんでした。女性利用客は公共交通機関の車内で、セクハラを受けているのと同じ。昔から不快感を我慢させられているのは女性側です。これは性差別でありジェンダーの問題でもあります。
  4. 男女のストーリーではなく女性の身体のみを性的な見せ物にしたポルノ(ほとんどがこれだと思います)、ガールズバーや風俗などの性産業の存在
  5. 実写映画では、視聴年齢制限がある程度、有効に機能していると思われますが、日本のアニメーション作品においては、ほとんどの作品が実質的にほぼ全年齢で視聴可能になっております。とくに性的表現については、ほとんど規制されていないのが現状ではないでしょうか。アニメだからといって、性表現を放置していては、いけないと思います。アニメは青少年が多く視聴します。女性が差別されて当たり前という価値観を青少年に刷り込む現状を変えていかなければなりません。

 

たくさんの声を聞かせていただきありがとうございます。次回は、働く・経済の「これおかしくない?」についてお話しします。

つじもと清美が答える、みんなからの「これおかしくない?」各編へのリンクはこちら

1. 政治・民主主義編
2. 福祉など公共サービス編
3. コロナ対策編
4. ジェンダー・男女平等編
5. 働く・経済編
6. 教育・学校編
7. 税金や国民負担編
8. 環境・原発編
9. 維新の政治編
10.「立憲民主党のことが心配だ」編